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その1024「アイルトン・セナってADHDだったの?」

最近になって、アイルトン・セナ没後20周年の雑誌を読んでいる





私は、F1ブームの頃はとっつきにくそうなセナよりも荒法師にして超愛妻家のナイジェル・マンセルのファンだったのでマンセルがF1からいなくなってからは関心があまりなくなっていた所にTIサーキット英田でF1をやるって聞いた時もチケットが滅茶苦茶高くて生で見られるはずが無いもので、うわーセナが30キロくらいの近くまで来てるのか~いつか大人になって稼ぐようになったら行ってみよう。

とか思ってたら翌週にセナ死んじゃった。って感じです。

そんなもんで、アイルトン・セナ財団の管財人がアラン・プロストになってる事とか(ひぇー)
両足骨折したネルソン・ピケに(現役時代に既に奥さん3人子供4人、いつのまにか2人追加)ドライバー達がメッセージを書いていて、セナがイタリア人ドライバーのラリーニが書いた「大丈夫、大事なのは真ん中の足さ」というメッセージに大爆笑したとか、付き合ってたTV司会者の彼女の番組に出て、「ハッピーニューイヤー!これが今年のキス、これが91年、これが92年、これが93年」とやって94年が無かったからその年に…
そういう話まで伝説になってしまうセナ凄い。
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セナが残した記録を見ていて、(これはこれで、目の前で事故死してデータでしかなくなったセナをシューマッハが黙々と抜いていった記録って感じなんですが…)リタイア数が最多なのが、「サーキットの通り魔」「スピードのセクハラ野郎」「走る解体屋」ことアンドレア・デ・チェザリスなのに往年のファンは爆笑できるでしょう。2位がリカルド・パトレーゼなのはまぁ人柄もよくてキャリア長いからわかる。
去年の鈴鹿でジュール・ビアンキが大事故を起こした日、チェザリスがバイク事故で亡くなったのだけど、ネットだと↓誰もあんまり悲しんでない。
【訃報】元F1ドライバーのアンドレア・デ・チェザリスがバイク事故で死亡
F1ドライバーが大事故に遭った時、「セナ、そいつを連れて行かないでくれ!」という書き込みがよくあるけれど、「ふーん。それじゃあ」とチェザリスを連れて行ってしまったのか~!仕方ないよな。と思ったり。

そんな中、セナの死後20年経ってから知ったことだけど、彼は子供の頃に注意欠陥・多動性障害と診断されてたんですね。F1ブームの時、あれだけセナセナ言ってたのにそんな情報は全然入って来てなかったような気がする。セナも生きていれば54歳。船越英一郎や黒木瞳と同い年なのに、海外ではその年代の子供時代にそういうのが分かってたんですねー。
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まぁF1ドライバーの中でも「速く走る」以外には関心が無く、人付き合いも不器用でチームメイトやスタッフと衝突する事もしばしば、「音速の貴公子」だけどかなり「奇行子」でもあり、誰も真似できない感覚の鋭さがあったのだから、ジーニアス(天才)と呼ばれ、その特性が存分に発揮された人だったのだろう。

ほんでもまぁ20年前に日本でも注意欠陥・多動性障害について色々感心があったらもうちょっと日本が沈むのがマシだったかもしれないなぁ。
あれを適切に飼いならせなくて、人知れずいろんな意味で沈んでいく若者は多かったと思うしなぁ。
by karamo01 | 2015-04-20 23:37 | きになってます