土着の仮面芝居「天人女房」

土着の仮面芝居「天人女房」

★日時/平成22年10月31日(日)日没前(17:00頃)

★会場/津山市大田920グリーンヒルズ、ペンタホール外側 白い段々

 

舞へ 舞へ かたつむり
舞わぬものならば
馬の子 牛の子に 蹴えさせてん
踏み破らせてん
まことに 美しく 舞うたならば
華の國まで 遊ばせん

梁塵秘抄より



むかし
作州高野山西の天人谷に
時の帝の後宮に入った美貌の女人がいた。
横仙の野に人となり 自由闊達に
中世の光と闇を 走り抜けた人。
優雅に 果敢に
日本中に浄瑠璃を創始し ひろめた。
生きることは 舞うこと
花も嵐もふみこえて
ひとすじの道を生きる


 
 

 郷土演劇の原点を追求。
古今東西現在に至るまで、様々な芝居が多種多様に公演され続けられています。人間には文化活動への願望が有るのかもしれません。
思えば、この虚の世界を創作して楽しむのは人間だけの行為です。なぜ、人は演じたいのか、劇を作りたいのか、また観たいのか。

 演劇の原点とも言える、面芝居、浄瑠璃の起こりを新たな感覚で再現することで、答えまでは出せなくても、見えてくるモノが有るはずです。
 人は昔から、面の下に有る顔が見えないことによって、より見えてくる何かが有ることを、知っていたのでしょうか。そしてそれは、現代の私たちも同じく変ることなく、特別な感覚に誘われる。
 この公演を体感することで、自分たちの中に眠っている源の部分を呼び覚まし触れてみたい。
 そしてそれを基に、こらから演劇が進む道への狙いを定めたい。

 

 即興ともいえる野外仮面芝居。台本はありますが台詞は無く、語りで進行。
オーストラリアの古楽器:ディジュリディーとパーカッションによる音源と、コロスたちによる雄叫びをバックに一人のダンサーが仮面を変えながら表現。暮れなずむ夕日と闇を照らす篝火が、照明となる。
 私たちの中に眠っている何かを引き起こし、私たちが何者であるのかを教えてほしい。

     

人は昔から、面の下に有る顔が見えないことによって、より見えてくる何かが有ることを、知っていたのでしょうか。

浄瑠璃の起こりを新たな感覚で再現

即興ともいえる野外仮面芝居

悩みの多い世の中、たまには外に出て素の自分を発見してみませんか?

 自分の中に眠っている何かを引き出すことは時にはつらい事もあるけれど、与えられたものを受け取るのではなく、ただただあなたの感じるままに・・・。

主催/劇団 面の皮(つらのかわ)

連絡先/津山市南新座34アリコベールしんざ(木乃久事務所内)TEL.0868-23-9237