黒沢山「萬福寺」

子供の生まれて初めての厄除け『十三参り』 の様子

萬福寺縁起 和銅元年(西暦708年)正月十三日 黒沢山の檜の梢に虚空蔵様が来降された。その霊瑞に居合わせた惣薪太夫という猟師(のちに僧となる)によって堂が結ばれたのが萬福寺の始まりとされている。

三重県伊勢市 朝熊山 金剛證寺 智一萬

福島県柳津町 霊厳山 圓蔵寺  力一萬とともに黒澤山 萬福寺は福一萬で日本三所の福地と言われている。

古くは源氏・北条氏・足利氏など遠方より寄進し信仰したと伝えられる。 近世では大阪商人達が商売繁盛を願って寄進し参拝した。 また、子供の生まれて初めての厄除け『十三参り』は、虚空蔵菩薩さまに智・力・福を授かる加持として今に伝えられている。境内には、開山より約100年の後、弘法大師様、来山の折、錫を持って加持の為の秘水(阿伽の水)を湧かされたと伝えられる霊泉『明星水』がある。秋から冬にかけて朝に見る事ができる雲海、津山市を一望する夜景、太陽の動き・季節とともに移り変わる山の色、さまざまな景色が望める展望所が心を癒してくれる。(2010.2.21)

▲てっぺんに鬼がいます。

▲子授かり地蔵

▲大きな木

黒澤山萬福寺附近は、赤樫の原生林があり、県の名木100選に選ばれた赤樫も境内にあります。

▲石南花(シャクナゲ)です。


 旧正月の12・13日は(今2月の最終金・土・日を縁日としています。)福笹は縁起物で商売繁盛・家運長久を願って買い求められます。「福銭」は翌年倍にして返すと、ご利益があるといわれます。

本堂のほかに百人収容できる道場があり、座禅、研修の宿泊施設がととのっている。奥の院にはミニ八十八ヶ所が作られて、新しい名所ともなっている。


年中行事

修正会 本尊大会式 御影供・仏生会
本尊夏会式 大般若会 星祭り法会

寺宝・文化財

・本尊虚空蔵菩薩(木造)
・北条時宗公寺領寄進状その他
・経塚出土品
1.亀山焼大甕 

 十四世紀(高さ五十三、 二センチメートル)
2.経筒その他


・情報提供

黒澤山 萬福寺

津山市東田辺1596

電話0868-27-0316

▲入口の石道標

これは歩くときの石標で、歩くときの入口です。車での参拝はもう少し西にある観音像の所を入るようになっています。

▲この道を登っていきます。

▲この先が萬福寺

▲13参りの準備が整っていました。

▲本堂の彫り物

▲本堂

▲本堂入口の天井を見上げると

▲ぐるりと周っておられました。

▲本堂

▲ミニ八十八ヶ所に行く階段

▲とっても大きな木があります。

▲鐘楼

▲借景が美しい

▲梅の花が可憐に咲いていました。

▲本堂

▲霊泉『明星水』

▲奥の院「求聞持道場」

▲奥の院

▲道場の天井

▲市内が一望できます。ぐるりと景色が眺められますよ。