小暮孝さん(ミステリー作家)

200_1.jpg もしもし奥さんですか、私は警務官の小暮です。旦那さんからの伝言をあずかっているので伝えます。胡瓜を大事にしてくれとのことです。失礼します」受話器から「はい・・・・・はい・・・・すみません」震えるようなか細い声が聞こえた。
伝言は、破局をを前にした若い自衛官の唯一良心の発露のようでもあり、被疑者の妻の弱々しい答えはなんとも憐れを誘い、読み手に余韻を抱かせる。
小暮は、罪を憎んで人を憎まず、その目を犯罪の側面に対してじっと注ぐのである。そこには得も言われぬ温かさがあった。
「警務官小暮孝」なかなか読ませるミステリーファン必読の短編四話収録。
(フィクション)

 


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ミステリー作家
ペンネーム小暮孝(61)昭和24年3月14日美作市生まれ
自衛官として全国各地を回った後、34年近く津山に住んでいる。

趣味はテニス、盆栽(山野草)
現在は悠々自適
人間味のある人生や
家族の愛について書いている。
警務官の本は面白いんじゃなないの?と言われ書き始めた。

 


津山市在住のペンネーム、小暮孝が世に出すミステリー小説「警務官、小暮孝の事件簿」
 内容は、日夜、日本の安心、安全のため活躍する自衛官達、彼等もまた人の子、時に犯罪を起してしまう。そんな彼等を罪を憎んで人を憎まずの精神で次々に事件を解決してゆく小気味よさ。
表紙には、N山の狼岩より月に向かって雄叫びをあげる狼が一匹。今迄になかったキャラクター警務官、小暮孝の誕生である。短編が四話収録で日本文学館より発売された。


フィクション (fiction) とは、架空の物事。または、真偽が定めら得ていない伝承や推論なども広義では含まれる。
ノンフィクション (Non-fiction) とは、史実や記録に基づいた文章や映像などの創作作品。また、その形態。ドキュメンタリーやインタビューなど多肢にわたる。

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