【津山人】 宮坂流家元:宮坂 身志さん

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宮坂流は、昭和46年津山市在住の宮坂身志さんによって創設されました。
 郷土芸能としての宮坂流は、銭太鼓を中心に傘踊り、日本舞踊などの基本を守りながら、音楽・衣装・化粧に工夫を加え、現代風にアレンジしたもので、スピードとアクロバットの面白さを加味し、古い伝統文化の良さに加え、新しい生命を吹き込んだものとして、今、全国で注目を浴びています。


 このほか自主事業も非常に多く、2年を1クールとし、日本各地でのチャリティーショーを開催して、収益の一部を福祉施設に寄贈されています。また、海外での国際交流にも積極的に参加し、アメリカ、ヨーロッパを始め、アジアを訪問し郷土芸能を通じて、国際交流を図っています。

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▲宮坂流家元: 宮坂 身志(みやさか しんじ)プロフィール

○1994年 財団法人日本民謡協会より、「民謡貢献賞」最年少受賞
○2006年 財団法人日本民謡協会、「民舞教授」となる
○2006年 財団法人日本民謡協会より、最高賞「民謡功労賞」受賞
1950年(昭和25年)岡山県津山市生まれ。宮坂流津山銭太鼓保存会会主。日本舞踊藤間流名取り。銭太鼓、傘踊り、日本舞踊、民舞の振付けは、全てが彼の手で行っています。平成7年(財)日本民謡協会の「民謡貢献章」を最年少で受賞しました。日本民謡舞踊大賞優勝3回、準優勝3回、総理大臣賞2回、文部大臣賞4回、東京都知事賞3回、報知新聞社賞1回受賞、民謡協会中国連合大会では20年連続優勝に導いており、個人では民謡協会民舞振付コンクールで金賞受賞、民舞紅旗戦優勝、各種大会で最優秀振付賞6回を受賞しています。また、NHK総合、BSなどの特別出演では、花柳糸之先生とのコンビネーションで振付を担当しています。名実ともに、日本民謡会を代表する一人として、着々と存在価値を認められています。

◇宮坂流本部・・・岡山県津山市林田318-7(家元:宮坂 身志) 会員:2,500名


 平成18年1月には、千二百人規模の「日本すず心連盟」を設立し、全国に発信。平成18年10月に神戸市で開かれた「のじぎく兵庫国体」の閉会式アトラクションに千人が出演し、鳥取オリジナルをPRしました。
 現在すず心連盟の会員は、東京都をはじめ、静岡県、宮城県、奈良県、三重県、福岡県、香川県、鳥取県、広島県、そして岡山県の1都9県で2,800名の会員で活動を展開しているところです。
 「すず心(すずこ)」は、しゃもじ状の板にしゃんしゃん傘のカラーである赤を下地に黄、青をアクセントに絵付けし、六つの鈴が施されており、しゃんしゃん傘と同様、"シャンシャン"と軽やかな鈴の音が特徴。多くの人に愛され、互いの心に響き合うようにと名付けられました。
suzuko_kansei.jpgのサムネール画像(情報提供:宮坂流)



2010.年7月4日(日)久世エスパスにお邪魔しました。
 私達は、2年に1度、「人に感謝と物に感謝をする集い」をして、いろんな人に感謝の気持ちを込めて、ショーをしたり記念品を差し上げたりしています。今日はそのリハーサルです。(安東さん談)
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▲受付場所には前日なのに既に花束が届いていましたよ。

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▲リハーサル中の宮坂先生★弟子の孫とおばあちゃん★一番右の写真が安東さんです。

宮坂流のお世話をされている安東保夫さんにお聞きしました。
 息子がお世話になっていたので、先生にご挨拶をしなければとお会いしたのが最初の出会いでした。お陰様で息子はまっすぐに育ち、これは何か恩返しをしなければとお世話をはじめました。私もお世話をさせてもらって20年になります。今では親子3代でお世話になっています。
 先生の魅力は、礼儀作法、お客様に満足してもらうことに徹する姿勢が素晴らしいのです。ある時チャリティーショーでの話ですが、普段先生は包みは受け取らないのですが、どうしてもということになり、困った先生は「分かりました。ありがたくいただきます。これはもう私のものですから、これを差し上げます。」と言われたのです。先生は特別扱いされることを遠慮されるのです。

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▲宮坂先生は普段は厳しく指導されますが、本番の舞台では絶対怒らない。だから次も頑張ろうと思えるのです。また、先生が素晴らしいのは、怒っていい人、指摘しなければいけない人に、その人その人に合わせた叱り方(育て方)をしておられます。また、お孫さんを出したいと言ったら先生は誰でも出してあげます。親子代々続けている人もいます。皆で育てよう!宮坂流は家族なんです。そのような付き合いが大切だと思います。
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▲この会の若者は素直です。卒業生の中には素晴らしい子が沢山います。
 宮坂流には2チームがあります。まず、地元の人に知っていただく事が大切と思います。本部のメンバーが福祉施設を訪問させていただきながら活躍しております。
 踊りでは高校生が先生になりますが、反対にお年寄りに礼儀作法とか(たとえば靴を揃える)人生勉強を教えてもらいながら、大先輩との交流をはかっています。
3・4才の子供から高校生までいますが、海外遠征を行った時等は、車いすの方もいらっしゃるので、みんなで車いすを押したりして経験を積んでいます。

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 人を分け隔てしない事が大切。そして今まで宮坂流をささえてくださった、色々な方に感謝をしなさいと先生に教えられます。「お陰様です。ありがとうございます。」は必ず歌います。(以上安東さん談)

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▲写真右は、特別出演のハンウギョンさんです。
日本人以上に日本の演歌が歌える人ですとお聞きしておりましたが、なるほど、ひばりのメドレーを歌われた時には、ひばりがうたっているのかと錯覚するほどでした。


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