「童謡の日」コンサートで野口雨情のお孫さんと共に歌う。

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2012年7月1日(日)野口雨情生誕130年とプレママ赤ちゃん&みんなの童謡教室30回を記念して、音楽文化ホール・ベルフォーレ津山で、童謡ひろば~うたわらべ「童謡の日コンサート」がありました。
 うたとお話は大島良子さん(ソプラノ)、ピアノは先本潤子さん、スペシャルゲストは野口雨情のお孫さんで、野口不二子さん(野口雨情生家・資料館代表)でした。
 オープニングの青い目の人形をはじめ、「シャボン玉」、「赤い靴」、「雨降りお月・雲の陰」、「あの町この町」、「十五夜お月さん」、「七つの子」などなどが披露されました。
 また親子でいっしょに!では「俵はごろごろ」、「証城寺の狸ばやし」等を親子で熱唱。


野口雨情<1882年(明治15年)5月29日~1945年(昭和20年)1月27日>日本を代表する詩人、童謡・民謡作詞家。多くの名作を残し、北原白秋、西条八十とともに、童謡界の三大詩人ともうたわれている。


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▲大島良子さん                      ▲野口不二子さん
 野口雨情生家資料館は東日本大震災による津波で大変な被害を受けたそうです。
その日、必死に資料を2階へ放り上げて逃げたが、幸いにも85%もの資料が残っていたので、何とか文化を残したいと活動をしていらっしゃるそうです。
 ある時、フランスのレストランで「赤い靴」、「青い目の人形」が流れているので、野口雨情の歌と知って弾いているのかと尋ねたら、ピアニストが「そうだ」と応えたそうです。
 童謡があるのは日本だけで、世界からも心の教育をしていることが評価を受けているそうです。
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▲野口さんと大島さんが歌う               ▲一般公募の皆さんと
 シャボン玉は、長女みどりが誕生し、風邪をこじらせて肺炎になり、7日生きて死んだ娘の小さな命への愛惜となって生まれた歌で、「かぜかぜふくなシャボン玉とばそ」は清い魂になって、真っ直ぐ天に向かって上るように!風よ吹くなの意味だそうです。また、野口雨情は2,800の作品を作ったそうです。
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▲一般公募の皆さんと一緒に歌う。
「シャボン玉」、「七夕さま」、「うみ」、「あめふり」、「お花がわらった」、「肩たたき」、「おかあさん」、「犬のおまわりさん」、「ぞうさん」、「びわ」、「ゆりかごのうた」、「みかんの花咲く丘」などの日本の童謡が歌われた。
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(雨情の家は裕福だったが、家業の廻船問屋がつぶれて借財で苦労したときの詩)
丁爺(ていじは墓守をしてくれた人)
己は少年の頃、穀倉(こくぐら)の廂へあがつて雀の巣を毀したことを覚えてゐる
巣を毀された親雀は、日が暮れて了つても廂の上にとまつてゐたことも覚えてゐる
穀倉は田を売つて了つた同じ年に己が売つて了つた
穀倉の跡には青い蓬(よもぎ)が生えてゐる
己は庭へ出て見るたび熱い涙が胸にこみあげて来た (一節)
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 コンサートの純益と、物品販売の売上金はすべて野口雨情生家資料館の復興支援のために寄付されたそうです。
大島先生は「親子で童謡を歌ってほしい。子ども達に日本の童謡を継承し、《心のふるさと》を残して行く事は私達の責任です。」とおっしゃっておられました。