東賀茂神社(津山市安井字宇根)

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 『勝加茂村史』によれば、祭神は大山咋之命、相殿に伊那諾之命・素戔鳴命をまつっています。建長四年創建と伝えられ、明治二年に、勝加茂西中(現中村)から安井字宇根に遷座しました。明治五年日吉神社と改め、明治六年に東賀茂神社と改称しました。(勝北町誌より)

 当社は元勝加茂西中(現中村)字山王山に鎮座し、日吉山王宮と号したんであり、古来から勝加茂安井の産土神であった。神社創立の年月は明らかでなく江州(滋賀県)日吉神社の分霊を勧請したもので、古来賀茂郷五社の一社であり加茂郷の一宮鴨神社の祭礼に参会した。

 明治二年に、勝加茂西中(現中村)から安井字宇根に遷座した。明治五年日吉神社と改め、明治六年東賀茂神社と改称した。「美作神社資料」には建長四年賀茂兵部の祭祀のことが載せられているが、その拠るところが明らかでない。(神社めぐり資料)2012年11月14日取材

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鳥居から細長い参道である。

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神社境内

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拝殿

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回廊と拝殿内

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本殿

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神社境内の末社

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東側の鳥居


東賀茂神社略縁起
滋賀県大津市の日吉大社は、俗に山王大権現と稱し大山咋之命を主神として神代の頃より比叡山に鎮座する地主の神ともいわれている。
 当東賀茂神社は日吉大社の分霊をこの地に勧請したもので、祭神は大山咋之命で相殿には伊雅諾之命と素盞鳴命をお祀りしています。
 この地では昔から山王様と呼び、みんなに親しまれいる。この神社は中村の新善光寺境内の「尾崎」という所に在ったもので明治2年3月この地に移したものでもともと安井の守り神だったのです。その由来を示す当時の中村と安井村との神社取替証文が遺っており、参考までに付記する。

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御座候
 東作記中勝加茂西中村の記中
 山王社、五尺四方、境内六間四方、社人青山志摩勝加茂東安井分の氏神地字尾崎と載せてある。
 其後、明治2年現在地に還座したもので、それに関する文書下の通り

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