立原位貫×夢枕獏『挿絵で楽しむ小説・・・大江戸恐龍伝』展

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大江戸恐龍伝 挿絵 2002年~2013年(画像・文提供:棟方志功・柳井道弘記念館)
木版 紙
 連載小説は、小説の内容とともに挿絵の楽しみが大きな要素となっています。しかし、小説が単行本になったときには、挿絵は消えてしまう運命にあります。
 このシリーズは、夢枕獏さんの連載小説「大江戸恐龍伝」の挿絵として制作されたもので、2013年に全48作で完結。 今回の展示では、全作品を3回に分けて展示します。 単行本では味わえない挿絵の魅力をお楽しみください。 上記写真は立原位貫作大江戸恐龍伝挿絵(第1巻表紙作品)

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あらすじ
 江戸の三奇人のひとり、平賀源内と古代の絶滅から生き残ったある恐龍の、壮大な物語。
 時は明和8年。長崎に来ていた源内と、嵐によって現れた龍骨の出会いから始まる。
 雲南、琉球、長崎、江戸を結び恐龍と平賀源内が大暴れ。
 若き鬼平やいなば小僧、円山応挙、上田秋成なども登場する奇想天外な伝奇大作。


立原位貫×夢枕獏『挿絵で楽しむ小説・・・大江戸恐龍伝』展
〇会期:7月5日(土)~8月3日(日)・・・(上巻)
     8月9日(土)~9月7日(日)・・・(中巻)
     9月13日(土)~10月13日(月・祝)・・・(下巻)
(中巻)(下巻)では、夢枕獏さん所蔵の版木(主版)も展示しています
〇入館料:500円(2F棟方志功常設展もご覧いただけます。)

現代の浮世絵師と言われる立原位貫がすべて浮世絵の技法で作ったすばらしい版画作品です。
今回は、これらを16点づつ3期に分けて展示します。
さらに、(中巻)、(下巻)では「大江戸恐龍伝」挿絵の版木(夢枕獏氏所蔵)も展示しています。
挿絵の魅力にどっぷりと浸って、小説を読む楽しさを広げてみてください。
また、立原位貫氏が制作した別の夢枕獏小説の表紙作品も毎回1作紹介します。
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(中巻)で展示中の夢枕獏氏所蔵の版木(主版)

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夢枕獏さんの連載小説「大江戸恐龍伝」の挿絵

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夢枕獏さんの連載小説「大江戸恐龍伝」の挿絵

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夢枕獏さんの連載小説「大江戸恐龍伝」の挿絵


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2階にある棟方志功の作品

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2階にある棟方志功の作品と柳井道弘氏にあてた手紙


(取材2014年7月27日)