因幡往来の道しるべ(押入)

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 下押入の県道兼田上横野線の山西境のところに、元禄年間(1688~1704)に、つくられた花崗岩の道標が立っています。(字建石)
 この道標は、東はいなば道、西は加茂道と書いてあります。東はいなば道はわかりますが、西加茂道というのは、」ちょっとふしぎな気持ちがします。西は、津山城下の方角だからです。
よくしらべてみると、道標の西の方、鹿の子橋の手前で、北に行く古い道があります。

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そこから北に向かって西高下、夏目、揚舟に抜ける道が加茂道なのです。山道ばかりですあ、人が歩いて旅をしていた時代は、地図の上で見ると、一直線になっているこの道が加茂に抜けるもっとも短い距離であったことがわかります。
実際に歩いてたしかめると、なっとくできます。(文:高野小学校 むかし高野より)2015年1月25日取材