若宮神社(茅町)

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 若宮神社は茅町の町内神で、西寺町との区分である旧道にある。この通りが最初吉井川の土堤であった。境内には樹齢四百年という椋の大樹がある。
石柱には元禄13年(1700)再建と刻まれている。「若宮」は先祖や非業の死をとげた人を祀ることにはじまった。
境内に若宮神社のほかに亥子神社、穂近神社、恵比丘神社、多賀神社、愛宕神社が並ぶ。

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若宮は天保年間に伏見稲荷を勧請した稲荷社である。
祭神:宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ) 
創建:元禄13年(1700) /天保年間勧請
祭礼:忌籠祭6月、夏祭7月、秋祭10月
(文:『津山城下町まちなかお社巡り』編集発行:津山まちづくり本舗より)

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神社境内                         拝殿

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末社神

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末社神(2015年5月9日取材)

茅町
 江戸時代前期の絵図では、西寺町から吉井川土手まで続く町並みとして描かれ、安岡町ができるまでは、この町が城下の外れであった。その頃は、萱屋町と表記され、城下の東の端にも萱屋町が存在しており、城下町の東西両端に意図的に配置したことが分かる。
 その当時、萱屋町を抜けると吉井川の土手に当たり、道筋は、土手を北西に進んで藪の鼻から山裾を二宮方面に進んでいた。(案内板より)