沼の弥生住居跡群

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2016年12月7日の沼の住居跡地に行って来ました。何度も訪れていますが、何度行って飽きない場所です。
 2009年の説明によると(竪穴住居の中央部にはイロリがあり、そのイロリを囲んで家族生活が営まれていたようです。竪穴住居址を調査すると、時には紡錘車という糸紡ぎの道具や鉄の加工具、あるいは石の道具を作る際に出る石くずなども発見されるので、竪穴住居の中では布を織ったり、木や石の道具を作ったりもしていたようです。)(2009年の取材)

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弥生時代の住居

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平面の長さが約10m、幅は約8mあり、これまで発見された竪穴住居址としては非常に大きな部類に入ります。

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いつも綺麗に剪定されています。

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津山盆地は初期農民にとって非常に条件がよかったようで、盆地内の各所で弥生時代の遺跡が発見されています。しかし、その大半は弥生時代中頃以降のもので、古い遺跡はきわめてまれです。 また古い遺跡も、小規模なものがほとんどという特徴があります。

瀬戸内の海岸平野と比べると、津山盆地ではお米つくりが定着するまでに長い時間がかかったこともわかります。おそらく、津山盆地のあちこちで人影が多く見られるようになったのは、やっと弥生時代の中頃のことだったのでしょう。

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竪穴住居の跡地

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色づいたモミジが綺麗です。

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この季節になぜかつつじが花開いていました。