昭和38年~平成4年頃の元魚町商店街

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 銀天街や元魚町でまちづくりに関わってきた出口剛三さんからお話をお聞きすると、「なぜ早くから県北に商店街ができたのか不思議だったが、市(いち)としては明治初期の頃からあったようです。その当時は天然痘が流行っていて世の中が暗くなっている時に、少しでも町を明るくしようと、富クジを始めた。それが大当たりしたのが誓文払いのはしりとなった。平成4年頃の商店街には、それぞれの顔があり、元魚町商店街は、古本を集めてフリーマーケット(現在のフリマのはしり)をした。また、一番街はお化け屋敷、銀天街は生けすでうなぎを釣ってもらったり、カブトムシを展示したり、各商店街がそれぞれに抽選会をやった。当時のイベントで今でも残っているのは、幼稚園の子どもに協力してもらった一番街の七夕まつりです。」と教えてくださいました。(協同組合元魚町商店街の設立は、昭和38年7月22日です。)(平成29年7月現在の様子です。)(アルネが出来る前の銀天街の様子

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平成4年(1992)の元魚町商店街の土曜市の様子

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こんな電車を走らせたそうです。

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賑やかな土曜市の様子。

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昔懐かしい、ちんどん屋さんの姿もありました。

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ゆかた小町コンテストもありました。

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左:ドリフターズのジャンボマックスを作ったら、著作権法でひっかかり大目玉だったそうです。
右:土曜夜市の写真の場所は、新地通りだそうです。

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当時の新聞の広告です。

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古いアーケードを外している所です。(岡山初の国民体育大会のマーク入りの提灯)昭和37年(1962)

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工事中のアーケードです。            出来上がった新しいアーケードです。

(取材:2017年7月10日)(写真提供:元魚町商店街)


★津山市商店街の歩み
・明治26年、津山にて天然痘大流行、そのため、明治31年秋、城山にて、富くじ開催
・明治34年、12月、坪井町にて、今井辰蔵氏、中心で第一回誓文払い開催、以後、大正13年まで、
 各地区町内会など個別にて開催
・大正14年より、各町誓文払いを統合して、津山商業会が主催となって、津山誓文払い開催
・昭和5年秋、坪井町にて、天幕鉄骨アーケード研究会立ち上げ、中組東組西組と随時立ち上げて、
 7年1月完成 しかし、昭和18年秋戦争の為、撤去政府に買い上げてもらう
・戦後まもなく、津山専門店会(日専連の前身)設立
・昭和25年頃、津山中央商店会、京町・堺町の二商店街有志にて、結成
・坪井町商店街の銀座商店会、本町二丁目、本町三丁目商店会結成
・昭和26年6月22日、津山中央商店会、元魚町商店街を含めて会員78名として、
 新たなシール式の販売カードを展開(会長末沢島一郎氏)
・昭和26年、6月、坪井町、本町二・三丁目商店会が、合同で津山商店会結成(小西・井上保氏)
 同時に、二つの商店会が、合併して、新たに、津山中央商店会として、加盟約200店で出発
 (会長高橋浩氏)
・昭和27年6月、坪井町改めて天幕アーケード施工
・7月28日から8月30日、坪井町にて、土曜市開催
 以後、他町内も連動していく。
・昭和28年8月,チケット制を導入
・昭和29年6月1日、津山模範店会と改称
 (会長高橋・産賀正氏・山本勝氏・井上保氏・稲谷武男氏)
・昭和33年8月ごろ、津山にスーパーマーケット誕生
・昭和34年、坪井町天幕アーケード大改修予定
・昭和36年4月27日 協同組合 津山模範店会 会員124名、新規結成
・昭和38年1月6日~8日大雪により,一番街アーケード一部、坪井町銀幕アーケード全部落下
・昭和38年12月、津山銀天街、一番街、本町二丁目、坪井町と順次、アーケードが、新築される。
 「銀天街」とは、「銀の天井に輝く街」が、名称の由来
・1951年、10月、福岡県北九州市小倉北区魚町銀天街が、銀天街発祥の地130Mのアーケード完成
 その後、山口県宇部中央銀天街、下関市唐戸銀天街、愛媛県松山市松山銀天街、
 大分県別府市弥生銀天街、沖縄市銀天街、津山銀天街
・昭和45年11月 大手町デパート 開店  
・昭和46年11月26日 津山ニチイ店 開店
・昭和48年頃、津山銀天街「ミラーストリート」アーケード完成
・昭和53年12月 イズミ津山店 開店
・昭和57年、商業近代化政策により、中心市街地再開発事業が、五番街を中心に始まる
・平成3年3月 大手町デパート 閉店 
 その後、高島屋津山店が継続出店
・平成8年 津山ニチイ店 閉店
・平成11年3月31日 高島屋津山店 閉店
・平成11年、アルネ津山店オープン
・イズミ津山店 閉店
・TMOつやま発足
・津山市商店街連盟事業部に代わって、商人隊をつくる
・平成26年9月15日、津山市商店街連盟所有駐車場を津山中央病院へ理事会承認なしに転売契約を交わす
・平成27年6月18日、協同組合津山市商店街連盟 解散
(※文:出口剛三さん提供)