若宮神社の椋の木

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 西寺町と茅町との境になる裏通りに若宮神社がある。鳥居の内に二間四方の小さな社殿があるが、この家の中から大木が生えている。樹齢四百年と言われ、優に二抱え高さ二十㍍に及ぶ椋の木である。
この木は徳守神社の社前にある椋と兄弟木という言い伝えがある。その神木伝説があるから社殿と一緒に残ったわけで、四百年ならば、築城記念の中に加えなければなるまい。徳守神社の表の石垣にもたれる椋も大きいこと周知の通りである。(文:故 白石 哲 氏)(2017年4月23日・24日)

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ご近所で長老の上森さんにお伺いしたら、「たしかに樹齢四百年位は経っていると思う。昔から、徳守様の木と同時に植えたと聞いている。台風で折れたり色々と傷ついていますし、中は空洞です。」とのことでした。

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なるほど、空洞の中には瓦が詰めてありました。(2017.9.2)
 小田中の松本邦男さんが「あの木は城西のお宝の木で、城西の歴史が残る木です。」と教えて下さいました。

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若宮神社は茅町の町内神で、西寺町との区分である旧道にある。この通りが最初吉井川の土堤であった。
(文:『津山城下町まちなかお社巡り』編集発行:津山まちづくり本舗より)

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茅町 若宮神社境内 大木は約400年余の古木で、大変な暴れ川であった吉井川が、南流と北流に分かれていた頃、北流土手にあったとされる記念木が若宮神社に残っている。」(文:『つやま城西お宝マップ』より)

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若宮神社の末社神たち