歴代津山藩主へ珈琲献上と榕菴珈琲御朱印お披露目

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宇田川榕菴生誕220年記念イベント
歴代津山藩主へ珈琲献上と榕菴珈琲御朱印お披露目
  江戸時代後期の津山藩は蘭学者(洋学者)を輩出し、明治維新へ向かう日本の近代化をリードしました。また当時最高峰の医学書を著した宇田川家に津山藩主は、出版費に充てるようにと助成金を贈るなど支援を惜しみませんでした。当時の津山藩主松平斉民(1814~91年)は将軍の実子であり、幕府に臆することなく蘭学を守り発展させました。
 そうした津山藩主の庇護の下、才能を開花させた宇田川榕菴(1798~1846年)は植物学から原子、分子まで先駆的な研究を進め、数ある功績の一つとして「珈琲」という文字を誕生させました。

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御霊屋(松平氏の菩提寺として歴代の位牌をお祭りしてあります)

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 その宇田川榕菴生誕220年という節目の年を記念して津山松平家菩提寺で宇田川家墓所でもある泰安寺(安田勇哲住職)と城西浪漫館では、徳川宗家と津山松平家歴代藩主の御位牌をまつる泰安寺御霊屋(おたまや)において、津山藩歴代藩主に榕菴珈琲を献上し蘭学を発展させた藩主の先見を称え榕菴生誕220年を奉告しました。

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 また泰安寺では、参拝者への御朱印に、城西浪漫館で榕菴珈琲を提供する際に用いる珈琲罐(こーひーかん)を図柄に採用して榕菴と津山藩主の功績を周知するため「榕菴珈琲の御朱印」をお披露目しました。(文:城西浪漫館)

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宇田川家三代墓所                宇田川榕菴の墓

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松平斉孝(なりたか)(第7代)の墓所六角石塔の墓で葵の紋を刻んだ石の扉で囲んでいる。山内の裏庭の北側で南向きに建てられている。

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御霊屋                      泰安寺境内