取材記事内検索

取材記事内をタグ「いぼ神」で検索した結果,1件の記事が見つかりました。

因幡街道に残る「いぼ神」(日本原)

2018-10-6ibo15.jpg

まちの文化財 信仰絶えない"いぼ神" 勝北町 因幡街道に昔の祠残る
 勝北町日本原の家並みがある西はずれ、通称「日本坂」と呼ばれているところに国道五十三号線と旧国道にはさまれ、谷のようになった中をその昔、津山と鳥取を結んだ因幡街道が通っていた。
 そのころは、この街道を行き来した旅人が多かったであろうが、今は国道改良工事により、通行はできなくなっている。街道の面影は失われ、わずかに踏み跡だけが残っている道にかたわらに「水神様」「すりばち様」または「いぼ神様」と呼称される祠(ほこら)がある。
 石造りの祠の中に、小さなお杜が祀られ、杜前には岩の間からかすかに流れる泉をたたえた、直径約十七㌢ほどの"すりばち状"の水たまりがあり、そのそばには柄杓が置かれている。
 昭和の初め、私どもが子供のころです。イボができたとき、村人はこの泉の水をイボに塗り、早く治ることをお祈りしました。その後いつの間にかイボがなくなったと聞き、幼心に不思議に思ったものでした。

因幡街道に残る「いぼ神」(日本原)の続きを読む