今も残る神輿行列の役 津山瓦版


【由来】
神輿の巡幸中、行列の前後左右派手に練り回る"獅子"ですが、元々は神輿の"露払い"としての役割があり、各"御旅所"ではどこからともなく現れてその役割を果たします。

【注意】
見る物を楽しませる"獅子"ですが、たまに盛り上がりすぎて、接触等のトラブルがあるようですので、ご観覧の際は多少のご注意を。ちなみに、昨年もトラブルがあったそうです。もしも被害に遭われた方、大変不運だとは思いますが、"おまつり"ということで、広いお心遣いをよろしくお願いします。

【裏話】
宮司さんの話によれば、ほぼ毎年のように"獅子"本体が巡幸中に破損(道路などに接触して鼻や耳が欠ける)するそうです。以前は神社の方で修理されていたそうですが、頻繁に壊れてしまうのと、修理代が馬鹿にならない金額のため、最近では、"獅子"担当の町内負担で修理をおこなっているそうです。ちなみに以前、"赤""黒"セットで修理を行ったときで80万円かかったそうです。確かに馬鹿になりませんね。

元々、"巫女舞"は神輿行列の中には含まれていなかったもの。津山市制執行70周年を記念して、津山市の方から徳守神社へ「記念イベント」依頼があり、その時宮司さんが発案し、その年の秋まつりで行われたのが始まり。以来毎年秋まつりで行われるイベントとなったそうです。
メンバー構成は小学校6年生の女の子。構成理由は「女の子の方が(男衆に比べて)華があるから」
徳守神社、各御旅所(山下・田町を除く)での『舞』をご覧下さい。

昔は特定の家の方が代々なっておられたそうですが、時代は変わり、現在は女の子のみで構成(巫女舞同様、やはり華があるから)。代々"鼻高"をやっておられた家の中には、今でも当時(昔)の衣装を持っておられる家もあるそうです。ちなみに現在の衣装は最近作ったもの。"鼻高のお面"も昔のように顔にかぶるのではなく、後ろ向きに首からかける。これも現代流です。