風水害への備え ~防災特集~
津山では土砂災害と並んで、身近な災害です。
川沿いだけではなく、最近では急な豪雨で小さな溝から水が溢れたり、今回の西日本豪雨のように「まさか」という地域での浸水が増えています。
いつ起こっても対応できるよう、対策を取りましょう。
風水害に備えよう
風水害による被害を最小限とどめるために日頃から家屋や周囲の点検、危険が迫った場合の心得など、 わが家でできる対策を確認しておきましょう。
●テレビやラジオなどから最新の情報を入手しよう
●雨で増水した川、がけの下などの危険な箇所へ近づかないようにしよう
●病人や高齢者、障害者などの人々を早めに安全な場所へ移動させよう
●造成地、扇状地、急傾斜地、海岸地帯、河川敷などの危険な土地では早めの避難を心がけよう
竜巻の前兆を見逃すな!
最近は日本各地で突然の突風や竜巻が発生し、被害が出ています。前兆を感じたら早めに避難しましょう。
■ 遠め
・雷鳴
・かなとこ雲(入道雲の上にキノコが乗ったような形)
・雲底に乳房雲(女性の乳房のような形の雲が空に広がっている)
■ 近め
・雹が降る ・落雷 ・真っ暗になる ・冷たい風
・アーククラウドが見える ・壁雲
■ ごく近い
・地上の渦が見える ・耳鳴り ・ゴーという音
※遠方の現象から近くの現象になるに従い、竜巻の可能性が高くなります
竜巻から身を守ろう!
■ 自宅にいるとき
窓が割れないように、風が吹き込まないように雨戸を閉めて風通しの悪いトイレやバスタブに毛布にくるまって頭を守る。地下室があれば地下室に避難しましょう。
■ 会社・学校にいるとき
座布団やクッションなどで頭を守り、避難の余裕がなければ机の下へ。地下室、風が吹き込まない屋内の非常階段の踊り場などあればそこへ避難しましょう。日頃から防災頭巾の準備をしておきましょう。
■ 屋外にいるとき
なるべく頑丈な建物に入り、碑産物で割れる可能性の高い窓から離れます。竜巻の吸い上げ渦で人は簡単に飛ばされてしまいます。海や川に入ったり、木や電柱につかまるだけでは危険です。
■ 車で移動中
交通の邪魔にならない場所に車を停めて、頑丈な建物内に避難しましょう。
避難する際のポイント
いざという時のために、避難の手順など家族で情報を共有しておきましょう!
①状況を判断し、素早く避難!
避難情報などが発表されなくても、自分で判断して自主的に非難を
②家族にはメモを残そう
外出中の家族には「避難する場所」などのメモを残しておこう
③洪水時は自動車で避難しない
普通自動車は約30cmの浸水で走行困難に!
④集団で助け合う
単独での行動は避け、近所の人たちと集団で決められた場所へ避難しよう
⑤持ち出し品は最小限に!
両手が自由に使えるように非常持ち出し品はリュックサックにまとめよう
⑥安全なルートで避難
避難場所へは川べりや地下歩道などは避けて安全な広い道を選ぼう
避難は「水平避難」と「垂直避難」があります。
今回の西日本豪雨で、垂直避難は最終手段にすべきということが言われるようになりました。 できる限り早めに「水平避難」をしてください。すでに避難経路が浸水しているなど、危険が迫っている中での無理な水平避難は危険な場合に限り 高い場所への垂直避難をするという判断をします。