>>津山の文化探訪「節分」2011 トップ 〜徳守神社周辺には鬼が来る!〜

 

※この記事は2011年の特集です。
津山じゃ、一年で一番寒い季節じゃ。
ゆ〜ても、暦の上じゃ〜もうすぐ節分。
今回は徳守神社と一緒に生きてきた
津山中心市街地のむかしっからの
「節分」の風習を紹介するで〜♪

とき:2011年2月3日(木)/午後3時〜午後8時

徳守神社境内で厄払いや、豆まき、福引きなどのイベントが
開催されます。
▼詳しいイベントの内容はこちら

★節分といや〜「豆まき」じゃ!
  津山の中心市街地にはむかしっからの風習で、 節分にゃ〜家に鬼が来るんじゃ。徳守神社の近所の家じゃ毎年の節分の行事で、みぃんな、鬼が来るのを今か今かと、心待ちに待っとるんよ。
 特に子供らぁは、豆まきが楽しみなんと、鬼が来るけんこぉ〜て朝からソワソワしとるんじゃ。

★ゆうことを聞かにゃ〜鬼に連れて帰ってもらうで!
 日が暮れて、気温もぐんと下がるころ、ぎょ〜さんの鬼が「わ〜!!」というかけ声と一緒に勢いよ〜、家の玄関先に入ってきなさるんよ。これがまた、鬼がぎょ〜さんおるけん、すごい迫力なんよ!
 うちの家は大抵、夕方に来とったけん、暗ぉなってから鬼の出てくるんは秋祭りの時の獅子舞よりもこお〜て、小さい頃は親から「ゆうことを聞かにゃ〜、鬼に連れて帰ってもらうで!」とよ〜脅かされたな〜。
★鬼ゃ〜かえりゃ〜せん!
「鬼は〜外!福は〜内!」大きぃ声で叫びながら豆を捲いちゃったら、鬼は退散していくんじゃけど、中にゃ〜捲けども捲けども、なかなか出ていかん、しつこい鬼もおって、小さい子は怖がって泣いてしもうたり、トイレに隠れる子もおった。
 鬼がまわる時間と地域はその年で変わって、今年の鬼ゃ〜午前11時〜午後6時の間に市内を巡回するらしい。鬼役は一般から募集で集まった学生さんなんじゃって。

★お福サン、来てつか〜さい!
  鬼との格闘で大興奮覚めやらんうちに、玄関の外からシャラシャラ〜いう、幸福感あふれる鈴の音が聞こえてくるんよ。
そうじゃ!福の神の登場じゃ〜!!
そりゃ〜、ぎょ〜さんのお福さんが玄関にいらしてくださるんよ。これで一安心じゃわ。今年も1年家内安全で過ごせるわ〜!
 各家の厄を払ぉて、福が来た後の晩ご飯はそりゃあ定番の「恵方巻き」と「年越しいわし」じゃ。
 私はてっきり年女しか福の神にはなれんのかと思うとったんじゃけど、特に決まりはないらしいけん、鬼や福の神になりたい言う人は徳守神社へ問い合わせてな。
  徳守神社じゃあ毎年、「節分大祭」があるんよ。
そこで、福が詰まったもんをどんだけゲットするか!?
福をぎょ〜さん詰めるために、大きなナイロン袋を持って、徳守神社ぇ行こうで!!
 ちなみに徳守神社は愛情を込めて、「徳守さん」と呼ばれとる。家族の会話の中でも「そろそろ、徳守さん行こうや〜」ゆ〜感じで、私らぁの生活の中に「徳守さん」ゆ〜呼び名はしっくりと馴染んどるんじゃ。
★そろそろ「徳守さん」の節分祭が来るで!
 さ〜て、徳守さんでは節分の日に昼間と夜の2回、「福」がまかれるんよ。
福の神がまき散らす、みかんやらお菓子やらがぎょ〜さん飛んできて、何回頭に命中したかわからん...。
じゃけど、頭にあたりゃ〜大抵は自分の「福」になるけん、ラッキーなんよな。
なんせ、みんな「こっちじゃ〜!こっちに投げてくれ〜」言うて、これでもか〜と手ぉを延ばして、すごい勢いで「福」をもぎとろうとするけん、下に落ちたお菓子や豆を拾おうとしたら手ぉふんづけられることがよ〜あるんよな〜。
う〜ん(´〜`;) 庶民パワーおそるべし!!じゃわ〜。
じゃけど、これが私らぁの毎年の楽しみな行事なんよな。

 「行ったことがないわ」と言う人も、今年は徳守神社節分大祭に参加してみんちゃい。
徳守さんから福のパワーをもろうて、今年も元気にがんばろうで!!!
2011年の節分大祭の詳しい時間はこちらのページを見てぇな。

なお、節分の日ゃ〜、なんでか津山じゃ〜よぅ雪になるんじゃ。今年は特に雪にゃ〜注意じゃで。
雪じゃの〜ても、凍えるよ〜な寒さじゃけ〜、防寒たいさか〜しっかりして、怪我にゃ気をつけんちぇ〜よ!

今回は、松本青果さん風に津山弁での特集記事にしてみました〜♪