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●消火体験ルポ


普段あまり使うことのない消火器。
「火事でつかえんと意味ないがん!」ってことで
体験してみました。

火災発生|津山瓦版防災特集 消化体験
 晩御飯の支度途中、ちょっと洗濯物を・・・と火から目を離してしまったセツコさん(仮名)。
 「たぶん大丈夫」毎日してると誰もが陥る気の緩み。

火災発見|津山瓦版防災特集 消化体験
 セツコさんが戻ってくると、もうそこは火の海・・・とはいかないまでも、 「中華は火力!」とでも言わんばかりに大きな炎を上げています。

「か、火事じゃあ!!」

普通なら混乱してしまうような状況でも、セツコさんは違います。
消火器登場!|津山瓦版防災特集 消化体験
なぜなら消火器(油火災対応)を常備していたから!

 事前に消火体験を受けていたセツコさんは、消火器の使い方も知っています。 落ち着いて、確実に操作します。

みんなも、しっかり覚えておこう!

消火器の安全ピンを抜く|津山瓦版防災特集 消化体験
(1)ピンに指をかけて引き抜く

火元に狙いを定める|津山瓦版防災特集 消化体験
(2)体を低くし、炎ではなく、火元に向けて構える

(3)レバーを強く握って・・・
消火剤発射|津山瓦版防災特集 消化体験
※写真はイメージです
Fire!!(発射)


 かくして見事火を消し止めたセツコさんでしたが、
「火が消えたかなと思ってもおわりではありません。 ダクトの中などに火災が広がっていることがよくあるので、 必ず消防署に連絡してください。」

そう教わったことを思い出し、すぐに119番に電話(119体験ルポ)して いま起こったことをきちんと報告したのでした。

★ここに注意!

(1)消火器にも、火災の種類によって数種類ある。必ず、確認しよう。
間違ったものを使用すると余計に燃え広がる危険もある。
(2)消し止めたと思っても、まだ火種が残っていたり、ダクト内に燃え広がっている可能性がある。
必ず119番に通報しよう。
(3)消火器はあくまでも初期消火のためのもの。危ないと感じたら避難・119番通報。

★消火器マメ知識

●消火器の種類
火災は3種類に分類される。
  (1)普通火災 紙、布など
  (2)油火災 天ぷら油など
  (3)電気火災 ショートなど
火災の種類によって、使える消火器も違う
その消火器が、どのような火災に使えるのかは、貼ってあるラベルを見ればわかる
消火器のラベル 左から普通火災 油火災 電気火災|津山瓦版防災特集 消化体験
色のついた「●」がわかりますか?この色で、どの火災に使えるかを示しています。
 ○:白 普通火災用
 ●:黄 油火災用
 ●:青 電気火災用
たとえば、○なら、普通火災と油火災に使用できます。

●消火器の耐用年数
乾燥した冷暗所で保存していれば、期限はないとのこと。
しかし、保存環境によって中の薬剤や、容器、ホース等が痛んでしまうため、一般的には8年とされている。
いざというとき使えないと大変なので、早めの点検・交換をするようにしよう。