トップ本源禅寺について座禅体験レポート貴重な文化財取材時のこぼればなし

■坐禅の三要素

坐禅とは、身を調え、呼吸を調え、心を調えることである。
「調身」「調息」「調心」、この三つが坐禅の三要素といってもよい。
坐禅をするものは、健全な身体と健全な精神をもって禅の道に入ってもらいたい。

■座禅基本姿勢

1.座布団を2枚用意。1枚を下に敷き、もう1枚を半折にしてその上にお尻を乗せて座る。
2.あぐらの状態から、右の足を左の股の付け根に近い所にのせ、そして左の足を右の股の上にのせる。(結跏跌坐)(もしできなければ片方だけの足を股の上にのせた状態でもよい。(半跏跌坐))

※始めはできなくても、柔軟をしたり、お風呂の中で足を組んでみたりしていれば、少しずつできる様になるそうです。でも、無理をすると膝や足首を痛めてしまうことがあるので注意して下さい。

3.手の組み方は、右手を左の足の上におき、左の掌を右の掌の上において両手で親指の面を相ささえる。両手を組んで握り合わせてもよい。

4.背筋を真直ぐに伸ばし、顎を引き、目は半眼に開き、1メートル前方に視線をおろす。肩の力をぬき、下腹に気を満たすような感覚で座る。


■呼吸のしかた

腹式呼吸(吸ったときにお腹を膨らませる) ヒト−で深く長くはく。ツーで自然に吸う。フタ−で深く長くはく。ツーで自然に吸う。 これを一から十までする。それを何回も繰り返す。

■坐禅をしているとき

臨済宗は「自分の命とは」「自分とは何なのか」など自分を見つめ考えながら坐るそうです。 また、曹洞宗は、何も考えずに、只ひたすら坐るそうです。 坐禅は、悟りを開く大切な修行であるが、それがゴールではありません。悟りを開けなくても、1歩ずつ前へ進んで行くことが大事なので、心をおだやかに、自分を見つめ直してみましょう。

坐禅を体験してみて・・・

私たちは、15分間を2回させていただきました。 足を組む時点で簡単にできると思っていた両足を組む事ができず、呼吸のしかたに一生懸命で、何も考えることができませんでした。15分間ではありましたが、思ったよりも長く感じられ、少し眠くなったりと...悟りを開くまでには、長い長い道のりが必要のようです。しかし、終わった後は気分がスッキリしました。
寺ガール・井上

初めての座禅体験で、途中で足が痛いとか、時間が長いなとか、自分の「我」を感じることができました。肩を叩いていただくとスカッと気持ちが爽やかになり、清々しい気持ちで体験を終了することができました。
また、和尚さんの修行時代のびっくりするようなお話や、津山藩主だった森家との関わりなど興味深いお話をたくさん聞かせていただ き、充実した時間を過ごすことができました。
寺ガール・廣田

普段の生活の中で、自分を振り返る時間というのはとても限られていて、色々と考えなきゃ駄目なんだろうけど、流れに逆らえず・・・。時間だけはどんどんと過ぎていってたんだな〜という事に気付かされました。30分という短い時間でしたが自分を自分で見つめ直すすごくいい機会をもらった気がします。

寺ガール・神田

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