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歴史のたび津山遺産、萌えよ因美線。

なつかしの鉄道展示室の旅にようこそ

腕木式信号機

出発してまもなく大きな線路を越えると右手に見えてきますこちらが 腕木式信号機(下向2位式)といって、赤と白の長方形の板「腕木」の向きやランプの色で認識する列車の為の信号機です。
この信号機が現役で活躍していた時代には、今のような電動式ではなく、駅員さんの手動で信号を変えていたそうです。

腕木式信号機イメージ

鉄道展示室1

腕木式信号機を過ぎた辺りで懐かしの鉄道展示室をついに発見!それでは早速入ってみましょう。中に入ると展示物がずらりと並んでお出迎え、入り口正面には昔使用されていた制服が展示されており、昭和の空気を漂わせています。
奥に進むと信号制御盤や色々な種類の表示板、列車のヘッドプレートなど歴史を感じさせる備品が数多く展示されていました。

当時の写真や鉄道ファンの方々が撮った写真など多彩な展示物にわくわくしてきます。
鉄道ファンだけでなく子供からお年寄りの方まで楽しめる内容になっていて、特に列車ファンと言うわけではなかった私も、ついつい時間を忘れ見入ってしまいました。
そして次は、隣にある展示室へ移動。まず目に入るのが津山の鉄道の歴史を紹介するパネル、他にも色々なパネルが設置してあるので当時の様子を詳しく知る事ができました。
そして入り口左には木でできた回転式乗車券箱など実際に使われていた物ばかり。右の写真にあるように懐かしい電話器(これを見るとアラレちゃんを連想してしまうのは私だけでしょうか...)それになんと!携帯用電話(今で言うケイタイ?)こんな時代にあったなんてびっくりです、見渡せば昭和の空気がやんわりと流れていました。
その色艶からもわかるように昭和の歴史が刻み込まれています。それにしても昔は切符が木の箱に並べられてたなんて...。
そしてこちらがタブレット式閉塞装置といって単線区間の中で列車同士の衝突事故を防ぐため通票の受け渡しをする装置です。
タブレットと呼ばれる真ん中に○△□などの穴の空いた円盤(写真右)を一区間で1個しか発行できないように設計されており1区間内に2台の列車が走るのを防ぎます。そしてこのタブレットを通行手形代わりに列車を走らせていたそうです。
タブレットの受け渡しは、線路脇に上の写真の装置を備え付け、走っている列車から身を乗り出し輪っかになっているタブレット入れを取り、また次の駅でこれを入れ替えるという方法を採用していました。
なんでもタブレットを取り忘れたり取り損なったりすると列車を止めてとりに行っていたそうです。(忘れたりしたらかなり焦るだろうな〜...)
見学会に関する問い合わせ
JR西日本岡山支社営業課
TEL086-225-1179
それでは次ぎに、萌よ因美線歴史の旅「旧津山扇形機関車庫」編へ出っ発ー!!