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3月3日は桃の節句、ひなまつり特集

パン太とツガワラ君のひな人形研究会
 
 
パン太:この人たちは誰?
ツガワラ:
ひなまつりの主役!お雛様とお内裏様じゃが。
     正式にはお内裏様が「親王様」
     お雛様が「内親王様」
●豆知識

関東では男雛は右(向かって左)、女雛は左(向かって右)に飾っていますが(関東式)、関西では古式にならって男雛が左(向かって右)、女雛が右(向かって左)と逆になっています。

パン太:じゃあ、この人たちは何する人たち?
ツガワラ:
2段目におる3人官女じゃな。
     お殿様やお姫様のお世話をする侍女じゃけど
     ただの召し使いじゃないで!
     姫の教養係でバリバリのキャリアウーマンじゃ!
●豆知識

中央に座っている方が女官長でしつけ役らしいです。
さぞ恐かったでしょう...。

パン太:この人たちは演奏家?
ツガワラ:
そう、三段目に位置するは、五人囃子。
     能の音楽を演奏する男の子ばかりの楽団じゃ。
     元服前の貴族の師弟が楽器や舞踏を宮廷内で
     お披露目する役目だったんじゃ。
●豆知識

これで才を認められれば元服後も良いポストにつけるので気を抜けなかったようです...。

パン太:この人たちは何者?
ツガワラ:
右大臣(爺)と左大臣(若)じゃな。
     「随臣(ずいしん)」とも呼ばれとるけど
     お殿様を護衛する武官で位も高いんじゃ。
●豆知識

殿の身近にいるので、殿の恋する姫君に恋文を届けたりと、キューピット役なんかも頼まれていたらしい。

パン太:この人たちこそ誰かわからんわ...。
ツガワラ:
仕丁(しちょう)って言うんよ。
     外出するときの従者で、宮中の雑用係りらしい。
     泣き顔、笑い顔、怒り顔をしとって、
     人間の喜怒哀楽を表しとんじゃ。
●豆知識

庶民に近い身分だったので、その時代に庶民の中で流行ってる遊びや楽しい情報を宮中の女性に教えてあげたりして、なかなかの人気者だったらしい。


パン太:ほ〜、ツガワラ君物知りじゃな〜。
ツガワラ:
まあな〜。わからんことはなんでも聞いてぇや。
      ふふん。

 
ひな祭り豆知識..........................................................................................
★潮干狩りはひなまつりの行事だった!?

実は、元来「磯遊び」はひな祭りに海に出かけて遊ぶことをいいます。
地方によっては山に行くところもありますが、海や山にご馳走を持って行き、遊ぶのが昔の節句の過し方だったようです。ひな祭りにはまぐりがつきものなのは磯遊びから来ていると言われています。
★雛人形を飾るのにも、片付けるのにも良い日があります。
飾るのは『雨水の日』に飾ると良い伴侶にめぐり合うと言われ、お雛さまをしまうのは『啓蟄の日』が良いと言われています。