つやま自然のふしぎ館

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つやま自然のふしぎ館」ってこんなとこ

「つやま自然のふしぎ館」は1963年に開館した自然史の総合博物館で、津山観光センターの隣にあります。絶滅危惧種に指定され、現在では取引が規制されている希少動物のはく製約800点をはじめ、 化石・鉱石類、チョウ、甲虫類、貝類、人体標本など20,000点以上が展示されている日本でもかなり珍しく貴重な博物館です。

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孫悟空のモデルにもなった「キンシコウ」と今にも動き出しそうな「ローランドゴリラ」

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幻の動物「ユキヒョウ」

「つやま自然のふしぎ館」に入館してみましょう!

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入り口では巨大なシロクマくんがお出迎えしてくれます(不在の時もあり)。 触ったり、撮影するのも自由です。レッサーパンダやウリボウなどのとっても可愛らしい剥製たちもいます。

第1室「化石の世界」~津山は昔、海だった

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津山は約1600万年前は日本海の一部だったため、貝の化石やクジラの骨などが発掘されています。 ここには津山で発掘された化石を含め、約1200点の化石が展示されています。

第2室「人体の神秘」~博物館に対する熱意を感じる

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美しい人体模型をはじめ、ホルマリン液で保存された森本慶三氏ご本人の臓器が「臓器を展示してほしい」という旨の遺言書とともに展示されており、より充実した博物館にしたいという森本さんの強い熱意が伝わってきます。

貝の部屋 ~世界中の貝が約2000点!

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日本はもちろんですが、世界中の美しい貝約2000点が所狭しと並んでいます。あなたもお気に入りの貝を見つけてくださいね(^^♪

世界の昆虫 ~虫の卵から美しい蝶まで

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専門家でなければ見分けがつかないであろう細かく分類された昆虫や世界中から集められた美しい蝶。また、まるで立体図鑑のような非常に素晴らしい展示方法のものもあり思わずじっくり観察してしまいます。

臨場感溢れる、2~3階 展示スペース~迫力のジオラマ展示

はく製は表示の通り、動物標本のひとつです。復元・保存の素晴らしさはもちろんなのですが、「つやま自然のふしぎ館」では動物たちの個性を生かした奥行きのあるジオラマ展示で、はく製たちが今にも動き出しそうな臨場感があり、見る者に迫るインパクトを与えます。

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「アジアの動物たち」の展示室に入ると、牙を剥いたスマトラトラをはじめとした肉食目ネコ科のみなさんに威嚇されます。まるで生きているようですね。その後ろには楽しそうな霊長類たちがいて、まるで小さなジャングルのようです。
後ろを振り返ると、上から鳥達が見下ろしています。思いもよらぬところにはく製たちがいますので隅から隅までしっかりご覧ください。

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日本の野鳥類と、世界の野鳥類のコーナーです。
(◉⊖◉)(◉⊖◉)(◉⊖◉)(◉⊖◉)(◉⊖◉)...。鳥は数が多いと迫力があります。

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立体的なレイアウトで押し寄せてくる、動物の剥製たち。ゾウアザラシは普通は立ち上がりませんが、ここのゾウアザラシは立ち上がってシロクマと対決しているように見えます。極地頂上決戦ですね!!巨大なゾウアザラシを立ち上がらせるのは大変だったのではないか思いますが、ゾウアザラシの大きさがよくわかる展示で素晴らしいです。

中南米室のジオラマ展示は、必見!

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中南米室は、まさにジャングルの森の中を再現されたレイアウト。はく製たちが活き活きと感じられ、見るたびに新しい発見があります。
「つやま自然のふしぎ館」は背景の美しさも特筆すべき点のひとつです。この展示方法によって動物の生態をますます臨場感たっぷりに感じることができるのでしょう。

両生類&は虫類コーナー

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ワニや猛毒を持つコブラだって、こんなに近くで観察できます。天然記念物のオオサンショウウオは魚をくわえたままの形で残されているものもあります。
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3階には通路の両側にサバンナの動物たちがズラリ。「ライオンキング」の世界です。

入り口からは想像できない広さと充実の展示物が魅力の「つやま自然のふしぎ館」。もっと詳しく知りたい方は本も販売されています。

「つやま自然のふしぎ館~津山科学教育博物館~」
出版:日本文教出版株式会社、著:森本信一

★公式ウェブサイト
http://www.fushigikan.jp/

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■ 基本情報

つやま自然のふしぎ館

住所 津山市山下98-1
TEL 0868-22-3518
開館時間 9:00~17:00
(入館は16:30まで)
休館日 3月、7月、9月/毎週月曜日
6月、11月~2月/毎週月・火曜日
※その他の月および祝日は開館
年末年始(12月29日~1月2日)
駐車場 観光協会駐車場(無料)
入館料 ふしぎ館:大人700円、小人600円、幼児 400円
歴史民俗館(併設):大人 500円、小人300円
共通券:大人1000円、小人700円
※小人(小・中学生)、幼児(4・5歳)
※団体割引あり

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