「つやま自然のふしぎ館」の可愛い動物たち

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・オコジョ(Ermine)食肉目 イタチ科
イギリスを含むヨーロッパ中北部、アジア中北部、北米に分布する。自分の体よりも大きいノウサギやライチョウを捕食することがある。

 博物館の建物は、昔の高等学校を改築したもので 展示総数は約22,000点あるそうです。ここに載っているのは、ほんの少しですが、館内にはめずらしい動物達がいっぱいです。インドライオンやローランドゴリラといった動物のはく製は世界でも珍しく、希少動物の取引を禁じる「ワシントン条約」発効前に館が設立されたために実現した貴重なものです。

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・ニホンカワウソ(Japanese River Otter)食肉目 イタチ科 EX(絶滅)
昭和40年に国の特別天然記念物に指定された。主に夜行性で、魚やカニ、カエルを食べる。古くは食用にしたり、毛皮を衣服に用いたりするなど、人間にとって身近な動物であった。昭和54年遺構、目撃例はなく、平成24年に環境省は絶滅を宣言した。

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・ミンク(American mink)食肉目イタチ科
北アメリカ、フランス、東ヨーロッパから北西アジアの水路や湖の周りや岩の多い海岸地に生息。養殖場から逃げたアメリカンミンクが現在はヨーロッパの各地で野生化し、土着の種にとって代わるようになった。

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・写真左:キンシコウ 寒い地方に住むキンシコウの毛は熱を逃しにくく、人間以外の霊長類の中で最も寒い冬を乗り越えることができる。昔から、限られた高い山にしか居ないキンシコウは、高貴なものの象徴とされ、位の高い人だけがキンシコウの毛皮を身に付けることができた。
西遊記に出て来る孫悟空のモデルになった。乱獲などにより数は減少していたが、現在ではパンダと並ぶ珍獣として保護されている。
・写真右:インドゾウ(Indian Elephant)インドの森林に住む、アジアゾウの亜種。アフリカゾウとは別の種類であり、特徴としてはアフリカゾウよりも背が低い。寿命は約60年。若い像は黒っぽい灰色だが、年をとると白っぽいピンクに近づく。

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・写真左:ギンギツネ(Silver fox)食肉目イヌ科      
生息地:極圏、北アフリカ、中央アメリカの砂漠、アジアのステップ北半球の全域に分布。特徴:赤ギツネの亜種(黒色化型)体毛は黒地に白銀色。
・写真右:キタオットセイ

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・写真左:マレーバク(Malayan tapir)奇蹄目バク科 体毛は、濃い褐色と白のツートンカラー、主に木の葉や果実を食べる。また、「獏」は中国の空想上の生き物で、ゾウの鼻、サイ目、ウシの尾、トラの足を持ち、夢を食べる怪物である。この動物の姿が怪物の「獏」に似ている事から、「バク」と名付けられたという。
・写真右:フンボルトペンギン(Hunboldt Pengun)ペンギン目 ペンギン科
南アメリカ沿岸ブに分布する。洞窟や自分で掘ったトンネルに巣をつくり、生涯を巣と海との往復で過す。暑さに強く日本でも多く飼育されるが、野生のものはエルニーニョや環境破壊、エサの魚の乱獲などにより数が減っている。

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・写真左:センザンコウ(Pangolin)ユウリン目センザンコウ科
東南アジアから中国南部にかけて、草原や森林に分布する。夜行性で単独で行動する。力強い前足と尾は木上での生活にも適応している。長い舌を使って膣の中から主食のアリやシロアリを捕食する。
・写真右:カバ(Hippopotamus)
アフリカ(中央部、南、西・東部)に分布。なわばり意識が強く、2頭のオスが出会うと互いに立ち止まり、ピンとのばした短い尾をふって、脱糞をすることでなわばりの境界線をアピールする。※ここにはカバの子どもを展示している。

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・写真左:ホッキョクギツネ(Arctic fox)食肉目 イヌ科
北極圏のツンドラ地帯、またその沿岸部に生息。毛色は2パターンあり、夏には<白毛型>は灰褐色に。<青家型>はチョコレートブラウンになる。保温性にすぐれた特殊な毛をもち、-10度でも活動することができる。
・写真右:インドライオン(Asiatic Liom)
インド北西部にあるカチワール半島のギル森林保存区のみに生息。森林伐採などにより数が急激に減少している。肉食だが、虫や草を食べることもある。
親子3頭のはく製が展示されているのは非常に珍しい。(文:現地説明より)(2019年9月28日、10月1日・4日撮影)