世界の珍蝶・希少蝶(つやま自然のふしぎ館)

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 世界中の珍しい蝶々、美しい蝶々、大きな蝶々、希少の蝶々等々が沢山展示されています。また、とても可愛い羽の模様に、これは神様が作った模様だと思わずにおれませんでした。ガラス越しなのであまりうまく撮れませんが雰囲気だけは解るでしょうか?
 今までは、沢山ありすぎてスーッと通り過ぎていましたが、じーっと見ると綺麗なもんだなぁ~
何かのデザインのヒントになりそうな柄だなぁ~と思うような粋な色合いです。皆様も是非一度つやま自然のふしぎ館へお出で下さい。(写真:2019年9月28日・10月1日撮影)

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台湾・フィリピン等(ツマベニチョウの仲間)    O.Priamus Poseidon

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アマゾン等(タイマイ・アゲハチョウの仲間)  インドネシアセラム島(ゴライアストリバネアゲハ)

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東南アジア(コノハチョウ)表・裏       ニューギニア(アレキサンドラトリバネアゲハ)

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ニューギニア等(チトヌストリバネアゲハ)     (ウラニヤツメガ)

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ニューギニア(トリバネアゲハの仲間)      ニューギニア等(トリバネアゲハの仲間)

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中国・日本・スイス等(ウスバシロチョウの仲間) 中国等(シボリアゲハ・テングアゲハの仲間)

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ソロモン(うウルビレアナトリバネアゲハ)    中南米(モルフォ蝶の仲間)

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ブラジル等(モルフォ・ポルティスなど)     中南米(モルフォ蝶の仲間)

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日本(アゲハなど)               日本(ミヤマカラスアゲハ春・夏型)

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ソロモン(ウルビレアナトリバネアゲハ)      日本(アゲハ類の夏型・春型)

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蝶の展示風景

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日本の蝶 世界の蝶
 地球上に生存する動物のうちで、最も種類の多い昆虫類約65万種のうち、蝶は約18000種あるといわれている。そして鳥魚と共に最も美しいものの代表として、動物界に君臨している。日本は戦前の領土たる台湾、朝鮮を含めると約400種の蝶がいたが現在は約200種である。約200種位などとあいまいな表現をしたのは、日本にいる蝶の正確な種類数がよくわからないからである。日本で今までとれたという記録のある蝶は218種であるが、この中には本当に日本にいるかどうかうたがわしい種類がかなり含まれている。台風等によって、たまたま運ばれて来て採取される所謂迷蝶もある。現在のところ日本国内に完全に土着している(つまり日本国内で卵から成虫までの経過を毎年繰り返へしている)言わば、純粋に日本の蝶と言えるものは192種類である。
 日本は寒帯より亜熱帯にかけて緯度が南北に長くまたがるため狭い国土乍ら蝶の種類は比較的多いが英国の如く寒帯に近く緯度の幅の狭い国では僅か50種類しか知られていない。
 世界で最も美しい蝶や大型の蝶はやはり熱帯のものであって、ボルネオ、スマトラ、ニューギニア、ソロモン群島、豪州北部にかけて分布する鳥羽蝶(トリバネチョウ)と俗称されるTroides(トロイデス)大型蝶で、金緑色または金橙色に輝くアゲハ蝶の種類、及び中南米の熱帯圏に生棲する金属的コバルト色に光るモルフォ蝶の一群である。この蝶はその美しさの故に沢山採集または飼育されて種々の工芸細工に利用され外貨獲得にも役立っている。その他にインドのヒマラヤ山脈の高山蝶等が見出される。アフリカのものはその広大なる熱帯圏の割には華麗なものは少なく、砂漠の多いためか灰色がかったものや、くすんだ色彩のものが多い。しかし巨大なる蝶が時として見出される。それはドルーリア、アンティマクスと称するアゲハ蝶で翅の開帳(前翅の先端の左右の巾)が25センチもある。しかし前記のニューギニアの鳥羽蝶もその雌は特に大きく曽てフランスの探検隊の一行が鳥と間違えて打落としたという話も残っている。種類も熱帯では非常に多く広大な面積を有する北米の700種に較べて南米の一小国コロンビアでは赤道に近い為か2000種を超えるといわれている。これに反し温帯より寒帯に行くにつれ種類も少なくなり華美濃厚な色彩から淡白で可燐なものになって行く、そして気候の順応性から、日本アルプスの高度2000mのところにいる高山蝶が北海道では平地の蝶として見出される。(文:現地案内版より)