人体の不思議館(つやま自然のふしぎ館)

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 つやま自然の不思議館創設者「森本慶三」の意向により、人体構造をより深く知ってもらうため、人体各部の模型が多数展示されています。また遺言により本人の主要な臓器(脳、心臓、肺、肝臓)が実物展示されています。(岡山大学解剖学教室で執刀、処理されたもので展示については岡山県知事の許可を得ています。)その他にも人体各部の模型や動物(ほ乳類、は虫類、魚類)の骨格類も多数展示されています。(文:つやま自然のふしぎ館内の案内より)(2019年10月1日、10日撮影)

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つやま自然の不思議館 本館設立の経過
 本館は津山基督教図書館創立者・津山名誉市民故森本慶三氏(昭和39年卒89歳)が昭和元年図書館設立直後よりその設立構想をたて森本慶三・上原孟が中心になって終戦後各方面の学者・研究者・資料収集者・各大学・学校・研究機関等に呼びかけ、その協力を得て、昭和38年11月3日(文化の日)に開館したものである。
開館まで三十数年の準備期間を費やし、現在わが国の内容の充実した<自然史博物館>の一つに数えられている。
展示資料 約二万点(他整理中資料約四万点)

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人体生理模型が展示してあります。        脊椎動物の骨格模型もあります。

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神経や筋肉の様子が解ります。

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背骨や内臓の模型があります。          婦人人体解剖模型です。

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呼吸器模型や心臓の模型、大脳の模型が展示されています。

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人体模型のビニール模型です。          子宮の模型です。

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人体の遺体展示について
当館創設者森本慶三(1875~1964)は、自身の諸臓器を法の許す範囲で標本として館に展示してほしい旨、遺言状を残した。その子息森本謙三は本人の遺志を実現するために、岡山大学医学部の病理学教室、解剖学教室㊟に協力を仰ぎ、1965年(昭和40年)に本人の遺言通り標本化され、県当局の許可を得たうえで本館に納められた。本人の熱意及び遺族の了解と、これを具現化するための大学側の協力と県当局の理解により、民間の一博物館でこのような展示が可能になった数少ない事例である。
さて、現在の法律に照らしてみると、治療目的以外に人体を解剖し、その一部を保存(展示)しようとする場合、適用される法律は「死体解剖保存法」であり、厳密な規定がなされている。この規定の第19条に許諾されている内容では遺族が了解し、その管轄する知事が許可を与えることが条件となっており、この点で現在の法に照らしても問題はないといえよう。
 ㊟当時の岡山大学医学部第二解剖学藤田恒夫助教授により、本標本が制作された。

遺言書
慶三自筆原本写す 謙三
法の許す範囲に於て自分の死体を医師に付しその中に尚次の内臓器管を生理学標本として教科(育)学館の法物館に寄附したし
一、脳部全部脊椎神経
一、眼球、中耳、内耳、次の器管
一、消化器全部、食道唾液線、胃、肝臓、膵臓、脾臓、腸器全部
一、心臓、大動静脈、淋巴線及び琳巴管
一、肺臓、気管全部
一、腎臓、膀胱
一、顔面全部の病源部
右遺言す 森本慶三
昭和39年12月4日 翌12月5日召天

 ここに展示してある人体内ぞうの実物標本は本館創始者森本慶三氏が死去された際遺言によりその遺体を人体生理学標本として本館に寄贈されたので岡山大学医学部病理学教室に於て解剖に付し更に第二解剖教室で整理の上展示したものであります。
 人体内ぞうの諸器管の実物標本展示は我国の博物館の御好意により対し深く敬意を表する次第であります。
(岡山県知事展示許可済)
(文章:つやま自然のふしぎ館内の案内より)