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古墳めぐり(日上天王山古墳・日上畝山古墳群・植月寺山古墳)

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 2025年9月24日、さら楽歴史講座2班「美作古墳めぐり」で、日上天王山古墳・日上畝山古墳群と植月寺山古墳(観音寺古墳)をめぐってきました。この古墳は以前(2017年6月11日)にも取材していますが、日上天王山古墳の前方後円墳の後円部上は今回初めて上ってきました。やはり、現地での説明があると解り易いですね。その昔ここで人々が何を考え、どんな生活をしていたのか?思いをはせながら・・・。
 また、勝央町の町指定文化財 植月寺山古墳(観音寺古墳)も(2023年12月27日撮影)めぐってきました。未盗掘ということなのでロマンが広がります。

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日上天王山古墳・日上畝山古墳群

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 天王山古墳は平成6年に発掘調査がおこなわれ、美作地方最古の前方後円墳(墳長57m)であることが確認されました。茸石で覆われた墳丘は後円部が三段、前方部は二段に築かれています。前方部はバチ形に開く独特な形で、奈良県の箸墓古墳や岡山市の浦間茶臼山古墳などの最古式前方後円墳とよく似ています。
 後円部中央からは長さ4.2m、幅1mの堅穴式石槨が発見されました。このほか、後円部上では堅穴式石槨1基、箱式石棺2基の埋葬施設も見つかっています。中心となる堅穴式石槨は古く盗掘されていて、副葬品のほとんどが持ち去られていましたが、青銅製品の破片や鉄の刀、斧、鏃などが残っていました。
 もう一つの堅穴式石槨は盗掘されておらず、青銅製品の鏡や鉄剣、たがね、鉄鏃などが埋葬時の状態で出土しました。埴輪は用いられていませんが、東側のくびれ部からお祭りに使われたとみられる二重口縁の壺形土器が発見されています。

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