2019年10月

2019 徳守神社の秋季例大祭 並びに 御神幸

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 令和元年(2019)10月26日(土)、27日(日)の二日間にわたり、徳守神社の「秋季例大祭」が行われました。27日には、神様の御霊をお遷しした御神輿と共に「御神幸」が行われ、一日かけて氏子区域を練り歩きます。行列の途中には「お旅所」で祭典が行われ、浦安の舞、獅子舞の奉納がありました。26日は雨がパラついて心配しましたが、27日は良い天候に恵まれ大勢の方が集まって秋季例大祭を祝いました。

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「徳守神社の令和初めの秋祭り 徳守大祭」宵宮

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 2019年10月26日「徳守神社の令和初めの秋祭り 徳守大祭」宵宮の様子です。
だんじり出動数は13台。この日は途中から雨が降りだして心配しましたが、夕刻にはなんとか止んで無事「だんじり宮入祓」も行われました。その後、だんじりは次々と商店街や市内を「そ~やれ!」と威勢の良い声で練り歩きました。

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保田扶佐子美術館の常設展 2019

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 スペインのバルセロナと津山市押入の自宅を拠点に活躍している保田扶佐子さん、今年も「保田扶佐子美術館10周年記念展」を終えてスペインへ出発直前の保田扶佐子さんをお尋ねしてきました。そのアトリエに飾られているのは、アーティストブック「SONET」Lluis Pessa 工房 1989年刊行。限定7部。Fusako Yasudaのリトグラフ、Lluis Pessaのリトグラフ、Pere Gimferrerの詩(各々のサイン入り)をはじめ、保田扶佐子さんの楽しくなる作品です。(保田扶佐子美術館は予約により観覧可能です。津山市押入97-11 TEL0868-26-5711)

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田熊の舞台 防災施設改修記念イベント

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 田熊の舞台 防災施設改修記念イベントが2019年10月26日(土)田熊八幡神社(津山市田熊2384)でありました。国指定の重要部系民俗文化財である田熊(たのくま)の舞台で、防災施設の改修完了を記念して太鼓や獅子舞、漫談、舞踏などが上演され、来場された方々は可愛い子どもの踊りをはじめ夢小路あきまろさんの漫談等で大いに楽しんでおられてました。

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村境の道標と灯籠型の六体地蔵(福井)

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田熊の大町・下木集落を真っすぐ南下すると、勝央町福吉に抜ける細い山道に入る。また、福井の片山集落から草町橋を渡って東に進むと、さらに細い山道があり、やがて田熊からの南下した道と出合う。福井からこの道は、さらに東進すれば、同じ福井分の離れ集落小峪と言われる戸数数軒の集落に行き着く。
 この2つの山道が出合った場所は、六道と言い、人里離れた山中であって、道の分岐点といえども道を尋ねる民家とてない。この位置に、津山では珍しい高さ1m余の六角灯籠型の六体地蔵があり、少し離れた東側の草むらに道標が残存している。長谷稲荷へ通じる道中でもあり、ここは福井分として、いまでも片山・桑田の住人により六体地蔵が祀られ、道路を含む周辺が整備されたりしている。
 道標は、文字が消えかかっているが、山石に次のように刻まれている。

(梵字) 右 たぐま 中 なら かうも ふくい 左 津山 道
    弘化 三年 丙午年 十月吉日 (弘化3年=1847年)
 道標は、昔は数多くあったが、今に現場に残る数少ない文化財と言えよう。

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「日本の棚田百選」上籾の棚田でYOGAイベント

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 2019年10月5日 、偶然に通りかかった「日本の棚田百選」上籾の棚田でテントを張って楽しそうな声がしていたので少し立寄せていただきました。なんでも、株式会社パソナグループ、上籾みろく農場協議会主催の復元した棚田のあぜ道を活用したイベント『棚田YOGA in 岡山県上籾棚田』があり、「Awaji Art Circus」に参加する世界12ヶ国22人のアーティストによるパフォーマンスなどもあったようです。

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令和だんじりまつり・祝賀パレード

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令和改元"天皇陛下御即位"奉祝事業『令和だんじりまつり・祝賀パレード』
 改元の年にあたる本年は、即位礼正殿の儀が執り行われた10月22日(火・祝日)に、津山まつりに関係する3神社のだんじり、巡行だんじりを含む計29台(県重要有形民俗文化財22台)が中心商店街に展示され、大隅5台、徳守1台、高野1台の計7台が午後6時、中心商店街のアーケードを出発し、観光センターまでの約1km祝賀パレードを行い観光センター駐車場では約3,000人もの方が集まって万歳三唱して盛大に天皇陛下の御即位をお祝いしました。また、坂本雅幸さんによる和太鼓演奏もありました。こんなに大勢の皆さんが集まるとは思っていなかったので正直びっくりしました。

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2019年大隅神社の秋祭り

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 2019年10月20日に大隅神社・高野神社を皮切りに、津山まつりが始まりました。当日は、晴れときどき曇り空のお天気でしたが、大隅神社の秋の大祭も無事に終了しました。大隅神社では、今年初めてのお餅投げがあったり、インドネシアの若者や、美作大学の学生さん、また、多くの若者が初参加という事で和気あいあいでとても良い雰囲気でした。数人で参加していたインドネシアの若者に津山まつりについて聞くと、「お祭りは楽しいです。インドネシアにも沢山のお祭りがあって賑やかです。」と教えてくださいました。

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合祀されている大日如来とお薬師様(福井)

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 福井の小字本平集落の西側は、丘陵性の山地であり、それぞれの谷筋に山道がついている。集落北端の山麓山道を少し上がると、谷筋に南面して仏様を祀っている比較的新しいお堂(逗子)がある。標札に「勝南霊場第弐拾弐番 御本尊薬師如来」とはっきり書かれている。また、内部の板には、「金剛三昧院第七五番 札所」とある。
 これが、本平の住民がお参りしえいるいわゆる「おやくしさん」である。さらに、祭壇を見ると、光背をもった小さな薬師様の像と共に、高さ1m近い梵字の刻まれた石碑が並んで祀られている。
 石碑の正面は、珍しく全て梵字で書かれており、この石碑は、本格的な信仰対象の石仏様であることが分かる。
 側面に「延享元甲子天十月二八日」と刻まれている。延享元年は1744年であり、徳川吉宗の政治が行われていた江戸時代半ばのかなり古いものである。清瀧寺さんの解読で判明したとのことであるが、梵字の石仏は、「大日如来」の仏様であり、河面の旧真加部街道筋の大日如来とは類型を異にしている。

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