2012年06月

現代の日本にいて欲しい。森長直!

森一族800.jpg
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
約300年前、東京・中野に広大な犬小屋があった。
莫大な経済的負担とともに、その造営にあたらされた津山藩・森家の人々が、逆境を乗りこえ、崩壊から再興へと生き抜いた姿を、新たな視点から描く。
十八万六千五百石という外様の大藩であったために、幕府の大藩潰しの標的とされた美作・津山藩森家と、江戸城内の「松の廊下の刃傷沙汰」で取り潰された赤穂藩浅野家。時の権力者・柳沢吉保の策謀に翻弄される両家の姿を、お家再興のために尽力する森直長を軸に描いた歴史コミック。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
これぞ本物の武士!
もっともっと、語り継ぎ、広く知られるべき人物です!
「森一族」をご案内いたします。

 12月になれば忠臣蔵・吉良邸討ち入りの日がやってきます。
「忠義、武士の誉れ」と伝えられてきた「忠臣蔵」ですが、津山藩・森家の物語こそ今、広く伝えていくべきではと思います。
 領民を愛し、その生活を一番に考えた森長直の生涯は、現代の日本の政治家全員の教科書になると思います。

 一昨年、出版した作品ですが、全国から「感動したので遠くにいる息子に送りたい」または「夏休みに生徒に読ませたい」という声をたくさん頂き、重版いたしました。一人でも多くの方に手に取って頂けますよう。

㈱小池書院編集部長 匂坂美保
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

現代の日本にいて欲しい。森長直!の続きを読む

河面 農耕と深く関わる二つの地神様

jijin_3.jpg
▲花屋・高畑の田んぼの中の地神様
 河面の上原集落に上がる三叉路の所に、コンクリートで固められた台座の基に、むすび型の石碑で地神様が祀られている。 
 「地神」と大きく刻まれて、川石の裏面に「大正5年4月建 上原講組」と建立した年代を明記してある。(大正5年=1916年)
 また、河面には今一つ、小字の花屋・高畑の田んぼの中で、かつて広山八幡宮の御神輿が立ち寄り神事が行われていたと言われ、いまでも幟が立てられる旧神事場に、ほぼ同じ大きさの地神様が祀られている。
 「地神」と刻まれた丸い川石の裏面に、これまた、「大正4年9月 高畑花屋」と明記されており、これら二つの地神塔が、ほぼ同時期にできたことが分かる。
 この地神様は、百姓の神様として広く各地で祀られている。
 ルーツは、平安以後広まった地蔵信仰の一形態であり、「地蔵菩薩本願経」の内の「地神護法品11」に「堅牢地神の守護を受けて地蔵菩薩を供養すれば土地が豊かになり、家が永く安らかになるなどの御利益を受ける」と説かれていることなどに由来している。たびたび凶作飢饉にみまわれた江戸時代半ばころから流行しだし、明治~大正ころ急速に建立が流行したようである。河面の二つの地神塔ができた背景には、大正3年(1914年)の干害や、4年の暴風などによる凶作が考えられる。地神信仰は、構造改善を終えた現在においても建立されており、農村地域に根強い信仰が続いている。
 地神様の祭りは、本来、春秋の彼岸の中日に最も近い戊の日に当たる社日に行われていた。この日は、地神講、社日祭と呼んで、田畑に入らない、土をいじらない日として農作業を休み、部落の当番が世話をして地神様の祭りを営む。地神塔には、注連縄を張り、酒や米をお供えをし、お祈りの後には、各戸から集まった皆で、簡単な飲食をする習わしであった。
 農作業の形態が大きく変わった現在、上原地区の事例で言うならば、彼岸前後の休日の日、道直しや溝掃除の共同作業の後、地神様をお祭りしている。疲れなおしをかねて、その広場で簡単な会食をしている様子となっている。
 なお、花屋の地神様のある旧神事場の二つの小祠は、部落・株などを守護し火伏の役を果す三宝荒神様と、地鎮の神様を八幡祭礼日に合わせてお祭りしている。(文:広野の歴史散歩:宮澤靖彦 編著より)2012年5月31日取材

河面 農耕と深く関わる二つの地神様の続きを読む

「出張!なんでも鑑定団in津山」応募期間延長!(7/13まで)

1208鑑定募集(延長)_ページ_1-thumb-600x848-23404.png
ご応募をご希望の方は、以下のリンクから申込用紙(PDF)をダウンロードしてお使い下さい。



PDFを印刷環境できない方は、棟方志功・柳井道弘記念館までお問い合わせ下さい。

棟方志功・柳井道弘記念館
お電話: (0868)27-3239
メール:お問い合わせフォームはこちらです

寂静山  教本寺

kuri.jpg
岡山県津山市大谷にある【浄土真宗大谷派】寂静山 教本寺  (2012.6.15日取材)
開基は、楪備前守右近正廣入道で、天正2年9月。真言宗備永寺を建立す。後、教本寺と改号する。享保14年真宗に改宗する。
 教本寺の現住職、楪葉智章(ゆずりは ちしょう)さんは15代目だそうです。元々は高倉にあったお寺で約50数年前に大谷に来られたそうです。
ここのお寺の門は3つもあり、一つ目入り口の山門、二つ目が、地蔵院にあった松平家の門(松平家の門は文豪谷崎潤一郎が疎開していた地蔵院内の宕々庵を壊すときに買い受けた門だそうです。)で、もう一つは大変立派な龍が彫ってある門です。

寂静山  教本寺の続きを読む

保田扶佐子美術館

yasuda15.jpg
2012年6月の保田扶佐子さんの美術館です。今年は7月21日(土)~「2012年度の特別展」があります。期間中の開館日には保田さんのお話が直接聞けると思いますので皆さんおいでください。日程など詳しくはまたお知らせいたします。(保田扶佐子美術館/岡山県津山市押入97-11)保田扶佐子美術館はこちら

2010年の取材2009年の取材

保田扶佐子美術館/開館時間10:00am~5:00pm/開館日 土曜日・日曜日/観覧料 無料/

《保田扶佐子プロフィール》抽象画家・版画家

1942年10月20日。岡山県津山市に生まれる。1981年よりスペイン・バルセロナを拠点に活動する。個展、グループ展多数。絵画、版画のほか、多くのアーティストブックで画家、詩人、作曲家たちと共同制作している。現在はバルセロナと日本を往復しながら活動中。


2012年6月21日(木)~7月1日(日)、10:00am~6:00pm(最終日5:30pm
まで)倉敷のギャラリーK(27日水曜日休廊)保田扶
佐子展があります。


《保田扶佐子作品所蔵》ポレラス現代美術館(マジョルカ)、大原美術館(倉敷)、カハ・ラジェターナ財団コレクション(バルセロナ)、バイス美術館(タラゴナ)、ジュアン・ブロッサ財団ほか、ピカソ美術館(エウヘニオ アリアスコレクション(スペイン ブイトラゴ デルロソヤ市)


保田扶佐子美術館の続きを読む

八出天満宮保存修理事業完成奉祝祭

t8.jpg
 2012年6月17日(日)八出天満宮保存修理事業完成奉祝祭の様子です。
 学問の神様である菅原道真公は「天神様」として親しまれ、多くの人々に崇敬され、全国各地にお祀りされています。
 八出天満宮は、道真公が美作の国司であった父の病の見舞いに来られてこの地に八日留まり出立されたとき、里人が別れを惜しみ、徳を慕って祠を建てお祀りしたのが起源と伝えられている古社です。
 現在の御本殿は寛永14年(1637年)に建立され、氏子の方が維持管理し、これまで幾度も修理されてきましたが、近年老朽化が進み、特に鉄板で覆っている御本殿の屋根については、昭和27年の改修から60年が経過し、傷みがますますひどくなっていました。又、御本殿の瑞垣についてもブロックで囲み神社としての景観にそぐわない状態でした。
 平成15年、建立時の棟札が見つかり、御本殿と棟札等が津山市重要文化財に指定され、これを機に修復の機運が高まり、平成20年、氏子の方によって、「八出天満宮保存修理事業奉賛会」が結成され、御本殿、瑞垣等大改修をおこなうため募金活動が始まりました。
 平成23年になって国及び津山市から文化財修復補助金の交付が決定され、早速、念願であった修復工事に取りかかることができ、この度、めでたく竣工いたしました。
 最後になりましたが、事業実施にあたってご指導、ご尽力いただいた津山市教育委員会、氏子崇敬者、さらに工事関係者皆様に深く感謝申しあげます。
                                                                  平成24年3月吉日
                                                                      八出天満宮  宮司 石田博之
2009年の取材記事
八出天満宮保存修理事業完成奉祝祭の続きを読む

2012年6月17日(日)のイナバ化粧品店

16.jpg
2012年6月17日(日)のイナバ化粧品店内は華やかで賑やかでした。父の日の花束がずらりと並んでとてもいい匂いがしていました。また、店内では家族連れや多くのファンの皆さんがお出でになっていました。この日はTシャツの話で盛り上がっていたようです。
2012年6月17日(日)のイナバ化粧品店の続きを読む

在りし日の津山の風景

panfu.jpg
「在りし日の津山の風景」絵葉書で往時を振り返る(2012年6月14日取材)
津山市瓜生原出身で岡山市在住の赤坂健太郎さん所有の絵葉書や津山市の地図、観光パンフレットなど多数が展示されていました。
2012年5月29日~6月24日まで城西浪漫館2階展示室。入場無料!

在りし日の津山の風景の続きを読む

やさしさに包まれたらー灯心会の絵画展

m6_2.jpg
棟方志功・柳井道弘記念館 (M&Y記念館)  1F展示室 企画展
「やさしさに包まれたなら、きっと・・。」NPO法人灯心会展
6月2日(土)~6月24日(日)
やわらかく、温かみのある絵画作品を中心に、記念館全体をちりばめます。
やさしい気持ちでみていただくと、様々なメッセージが伝わってくる作品展です。
入場料:無料(2F常設展をご覧いただく場合は500円となります。)


「出張!なんでも鑑定団in津山」のごあんない
開催日:8月26日(日)12:00開場、13:00開始(予定)
会場:津山文化センター
応募方法「お宝応募」:鑑定出場申込書にお宝の写真を添付して応募。申込書は、M&Y記念館、アルネ津山、津山観光センター等に設置。
「観覧応募」:往復はがきにて応募。往信面に「出張!なんでも鑑定団観覧希望」と書き、住所、氏名、電話番号、入場希望者数(2名まで)を記入、返信面には住所、氏名を記入ください。
応募先:〒708-0814 津山市東一宮13-8
棟方志功・柳井道弘記念館(M&Y記念館) 「出張!なんでも鑑定団」係
Tel.0868-27-3239
応募締め切り:6月30日(土)必着
※お宝の選考は番組スタッフが行い、採用の可能性がある方には、TV番組スタッフから直接連絡があります。
※観覧募集は、応募者多数の場合は抽選となります。
※お宝応募者、M&Y記念館会員には当日の観覧券が進呈されます。
→応募用紙はこちらから

やさしさに包まれたらー灯心会の絵画展の続きを読む

河面 清瀧寺天井の鳳凰図

sei_1.jpg

▲東寺真言宗 清瀧寺本堂  天井の鳳凰図(2012年5月31日取材)

 観音堂(本堂)の内部は華麗な装飾が施されています。天井は格子天井で、中央に算仙中村周介の描いた見事な鳳凰図が嵌め込まれています。

東寺真言宗 清瀧寺本堂(2009.4.12取材)

河面 清瀧寺天井の鳳凰図の続きを読む