大ヶ原大師堂(加茂郷88ヶ所霊場第31番札所)
大ヶ原大師堂(加茂郷88ヶ所霊場第31番札所)は、標高756mの矢筈山の北西山麓に位置する津山市加茂町知和の大ヶ原に、戦国時代につくられた矢筈城(高山城)主草苅氏の大規模な居館跡の入口にあります。詳しい由緒などはわかりません。(2022年9月18日撮影)
大ヶ原大師堂(加茂郷88ヶ所霊場第31番札所)は、標高756mの矢筈山の北西山麓に位置する津山市加茂町知和の大ヶ原に、戦国時代につくられた矢筈城(高山城)主草苅氏の大規模な居館跡の入口にあります。詳しい由緒などはわかりません。(2022年9月18日撮影)
早栃阿弥陀堂(加茂郷88ヶ所霊場第24番札所)
創建年代は不詳である。明治5年高福寺によって再建の法要が営まれている。西向山極楽禅刹(寺)と伝え、屋根は寄せ棟萱葺きであったが昭和30年代にトタン葺きとしている。
お籠りや数珠まわしも行われていたが、数珠まわしは堂内が狭いので、中でちょっとまわしてあとはかついで外でまわしていた。ここも加茂谷88ヶ所霊場の一つとされ、阿波村内巡礼の最後の場所となっていた。本尊は阿弥陀如来(木彫蓮華台立像金色、高さ52㎝を厨子に納める)(文:『阿波村誌』より)(2020年11月14日撮影)2022年現在は大高下薬師堂も合祀されているようです。
津山市加茂町物見奥土居にある物見奥大師堂(加茂郷88ヶ所霊場第28番札所)です。
奥土居の防火水槽前の県道の上にあり、本尊は阿弥陀如来です。
地元では大師堂と呼んでいる。創建年代は不詳であるが、古くから加茂谷88ヶ所霊場の一つとされてきた。
昭和30年ごろまでは四方寄せ棟の萱葺き屋根であったが、その後トタン葺きに変え、昭和40年ごろ牧道大ヶ山線開設のため現在地に移転し、同時にインベン瓦葺きとした。
百万遍念仏、二夜三日念仏供養などの行事やお籠りなどの行事が行われていたが、念仏の数珠まわしの数珠は中土井地区との共同品であったものを、いつごろからか半分に分けて用いた。地蔵堂には、「加茂谷88ヶ所第56号番 西谷世話人 西山品吉 草苅貞治と書かれた木札が残っている。本尊は地蔵菩薩である。(石彫座像、高さ27㎝)
創建年代は不詳である。口碑によれば、このお堂には地区内各所に祀られていたものを集めたともいい、延享2年(1745)8月15日、天保5年(1834)と墨書された厨子もある。
従来は堂内の床は板張りで間口に戸はなく、百万遍念仏、お籠りなどの際にはムシロ持参であったが、昭和62年ごろ入口に戸を立て、畳を敷いた。今では地区内の女性有志によって毎月20日大師講を開催している。
本尊は弘法大師、中には光背(残欠)のある仏立像があるが、その両側の五個の厨子の内三個は高座の弘法大師である。
塔中大師堂(加茂郷88ヶ所霊場第2番札所)
津山市加茂町塔中(たっちゅう)下の善行舎の裏にあり、墓地入口です。
本尊は弘法大師だそうです。(長年、加茂郷88ヶ所霊場めぐりの先達をされてきた加茂町小中原の木元林造さんに案内いただきました。)
内構(草苅氏居館跡)
内構(うちがまえ)は、標高756mの矢筈山の北西山麓に位置する津山市加茂町知和の大ヶ原に、戦国時代につくられた矢筈城(高山城)主草苅氏の大規模な居館跡です。
その広さは、『東作誌』では「三反七畝十五歩とあれども甚だ宏し」と記され、『苫田郡誌』では「千五百余坪」と記されるなど、かなりの規模の居館があったことがうかがえます。
内構のある「大ヶ原」は、江戸時代には「臺ヶ原」あるいは「台ヶ原」と記されいたことからもわかるように、城主草苅氏の居館は、周囲の地形より一段高い広大な平地に建てられ、居館のすぐ北側を流れる加茂川が堀の役目を果たしていました。
『苫田郡誌』には、「草苅氏在城の当時は城下頗る(すこぶる)繁盛せり、今なお地中より刀剣瓦片等の遺物を発掘することあり」と記されており、内構には「石垣」や「虎口(こぐち)」等の遺構が今も残っています。
(内構は、平成18年3月17日付で岡山県指定史跡となった矢筈城跡の一部に含まれています。)
矢筈城跡保存会・津山市教育委員会(文:現地看板より)(2022年9月18日撮影)
加茂町大字知和の千磐(ちいわ)神社の駐車場に建立されている加茂郷88ヶ所霊場第32番札所があります。比較的新しく建て直されたのか新しく綺麗です。本尊は弘法大師です。
矢筈城址上り口にある千磐(ちいわ)神社・千磐(ちいわ)神社のスギ・津山市指定天然記念物「臥龍藤」藤の花・矢筈神社(2021年5月9日撮影)
津山市加茂町倉見東にある倉見神社から旧道を数百メートル行くと、道のそばに倉見東大師堂(加茂郷88ヶ所霊場第82番札所)があります。本尊は阿弥陀如来です。周囲は倉見の大自然が広がり秋には紅葉が美しいところです。(2020年11月14日取材)
津山市下田邑の土居家の墓地入口に並んで建てられている社です。土居徹さんの奥様に案内いただきました。向かって右側が「第60番霊場」御大師堂で、昭和55年4月20日に新しく建立されたものです。また、左はお薬師様でしょうか?(2014年5月7日取材)