早栃阿弥陀堂と大高下大師堂(加茂郷88ヶ所霊場)

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早栃阿弥陀堂(加茂郷88ヶ所霊場第24番札所)
 創建年代は不詳である。明治5年高福寺によって再建の法要が営まれている。西向山極楽禅刹(寺)と伝え、屋根は寄せ棟萱葺きであったが昭和30年代にトタン葺きとしている。
 お籠りや数珠まわしも行われていたが、数珠まわしは堂内が狭いので、中でちょっとまわしてあとはかついで外でまわしていた。ここも加茂谷88ヶ所霊場の一つとされ、阿波村内巡礼の最後の場所となっていた。本尊は阿弥陀如来(木彫蓮華台立像金色、高さ52㎝を厨子に納める)(文:『阿波村誌』より)(2020年11月14日撮影)2022年現在は大高下薬師堂も合祀されているようです。

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平成10年に新しくなった阿弥陀堂

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 津山市阿波大高下の山の麓にあり、早栃阿弥陀堂は比較的新しいお堂です。

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大高下大師堂(加茂郷88ヶ所霊場第23番札所)
 創建年代は不詳である。東向山薬師寺と伝え、加茂谷88ヶ所第52番霊場とされている。
大正4年浄財を集めて再建?されたものと思われ、寄附者の氏名と杣(そま)、大工の名前を記した木札が掲示されている。両側の鴨居ぎわには、対象6年12月奉納として、平安時代の歌人藤原公任の作に模して36人お人物像を彩色で画き、それぞれに一句を添えて、36歌仙と銘打った額を掲げている。選者は「亀齢園尾川」としている。
 百万遍念仏、二夜三日念仏供養や弁当持参のお籠りも行われていたが、昔は床は板張り、ムシロ敷きであった。念仏の数珠まわしの数珠は大杉地区と共同で使い、現在大杉地蔵堂に保管されている。
本尊は薬師如来(木彫蓮華台坐像、高さ52㎝を厨子に納める)

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阿弥陀堂の中の様子です。


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2022-9-21阿弥陀堂


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大高下大師堂(加茂郷88ヶ所霊場第23番札所)が元あった場所。(2022年10月4日撮影)