
津山の美術史を彩る画家「福島隆壽回顧展」

【津山人】ピアニスト 中島結里愛さん

"アートは時を越える" 順九さんの小さな素敵(すてき)な展覧会

西東三鬼の句碑

津山市出身の画家 福島 隆壽(ふくしま たかとし)氏の70年の画業を振り返る回顧展(主 催:津山アートミュージアムユニット)が、令和7年7月26日(土)~8月11日(月)まで、アルネ津山4階 津山市立文化展示ホールで開催されました。
福島 隆壽(ふくしま たかとし)氏は、幼少期に津山を代表する日原晃画伯に師事、東京藝術大学卒業後、日展で特選を受賞し、岡山大学などで美術教育に尽力、地元を描いた風景画から人物の群像表現へと大きく変化しながら、晩年まで精力的に制作を続けられました。
幼少期から晩年に至る作品が展示され、特に山陰、山陽の海を背景とした人物群像は心惹かれます。
「福島隆壽回顧展」会場の津山市立文化展示ホール
ごあいさつ
今般の福島隆壽回顧展の開催にあたり、ご遺族のご理解ご支援を頂くと共に、津山市、公益財団法人福武教育文化振興財団、岡山光風会、津山市民ボランティアの皆様のご協力に心より御礼申し上げます。
私たち津山アートミュージアムユニットは、「美術館のある街・津山」の実現を目標に、令和3年4月よりM&Y記念館、カンダミュージアム、河野美術館、保田扶佐子美術館の私設美術館4館において活動を行っております。令和4年8月「日原晃回顧展」、令和6年7月保田扶佐子アンソロジー展」を開催し、津山市に内在する高い芸術文化を紹介して、市民の芸術文化への意識高揚を図っています。
福島隆壽先生は、画業において功名を立てられる一方、高校・大学において教鞭に立ち、後進の育成に尽力され、その偉業は、津山市の美術史に欠くことができません。私たちユニットの活動において、令和7年度は福島隆壽先生を顕彰し、その偉業を津山市民に紹介しようと、先生にお会いして交渉を行っていた矢先、令和6年11月中旬に先生の訃報に接し、悲しみに浸ると共に生前開催の実現に至らず無念でなりません。展覧会は急遽、遺族のご理解を頂き、先生のご活躍を回顧する展覧会として開催することになりました。
私と先生の出合いは先生が鳥取大学にお勤めの時期と記憶しており、友人である先生の実弟福島毅君と一緒に、先生の実家(津山市京町)で芸術談義、郷土史等を談笑し、温厚篤実なお人柄で接して頂きました。その後幾点かの作品を手にすることができ、肩の張らない描写の中に力強さを感じ、故日原晃画伯の画風に通じるものを感じた事を思い出します。
末筆となりましたが、本企画に際し多大なご協力を賜りました福島良江様(ご令室様)に心よりお礼申し上げ、本企画のごあいさつとさせていただきます。
令和7年7月26日 津山アートミュージアムユニット 代表 菅田 茂(カンダミュージアム館主)
津山の美術史を彩る画家「福島隆壽回顧展」 アトリエの様子
アトリエの様子 愛用のパレットと椅子
津山風景 東京風景
つながりB 「福島隆壽回顧展」会場の様子
津山の美術史を彩る画家「福島隆壽回顧展」
津山の美術史を彩る画家「福島隆壽回顧展」
津山の美術史を彩る画家「福島隆壽回顧展」
津山の美術史を彩る画家「福島隆壽回顧展」
津山の美術史を彩る画家「福島隆壽回顧展」
津山の美術史を彩る画家「福島隆壽回顧展」
津山の美術史を彩る画家「福島隆壽回顧展」
津山の美術史を彩る画家「福島隆壽回顧展」
津山の美術史を彩る画家「福島隆壽回顧展」