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取材記事内を検索ワード「博物館」で検索した結果,152件の記事が見つかりました。

【津山人】郷土史家 橋本惣司さん

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 私は20年くらい前から橋本さんが講師を務める歴史講座に参加しています。
長年子どもたちに教えてこられただけあって、歴史音痴の私でもすぐのみ込めるほど、とてもわかりやすく解説してくださいます。おかげさまで、今でも苦手の歴史に楽しく触れることができています。
 津山の歴史講座受講者はほとんどが年配者で若者がいないのを残念に思います。橋本さんのわかりやすいお話を聞きにひとりでも多くの方が参加されることを願っています。
 津山郷土博物館だよりNo.83で「橋本惣司さんの『古代美作道を検証する』は美作の古代官道研究に一石を投じる意欲的な論文です。橋本氏は市内在住の元学校教員で、熱心に郷土史を研究されている方です。おととしの美作国建国1300年記念事業として行われた陶棺復元プロジェクトにも関わっていただきました。」と紹介されているように郷土の歴史に造詣が深い方です。

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2025 城西まるごと博物館

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 2025年10月5日(日)に津山市城西伝統的建造物群保存地区で、第30回「津山・城西まるごと博物館フェア」がありました。
 このイベントは旧出雲街道(西今町~宮脇町)でアート&クラフト展、ちびっこたちのステージやバルーンショー、美作大学からミマダインがやってきて賑やかでした。また、津山東高校生による書道パフォーマンス、城西お宝さがし、文ちゃんの南京玉すだれ等がありました。作州民芸館の少し南にある作州絣工芸館では、藍染体験が人気で子どもと一緒に参加している家族連れなどで賑やかでした。全部が撮れなかったのが残念でした。

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津山郷土博物館特別展「考古学は語る!美作津山の古墳文化」

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 2024年10月12日(土)〜 2024年12月15日(日) まで、津山市山下の津山郷土博物館3階展示室で「考古は資料は語る!美作津山の古墳文化」と題した津山郷土博物館特別展がありました。
 特別展は、埴輪(はにわ)や須恵器など70点を展示、美作地域の古墳文化を紹介したものです。

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三角縁神獣鏡(田邑丸山2号墳) 

 田邑丸山2号墳(下田邑)から出土した「三角縁波文帯三神二獣博山炉鏡」は市内で唯一確認された「三角縁神獣鏡」の一種で、大きさ直径21.6センチ、3体の神と2体の獣、香炉の模様が特徴。
1960年ごろに盗掘被害に遭ってから長い間所在不明となっていたが、昨年11月に京都府で開催したオークションで発見され、同志社女子大学の山田邦和教授が入手して散逸を防いだことで今回初めて原物を公開できるようになったそうです。

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世界一美しいと言われる「下瀬美術館」(広島県)

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 2025年8月26日、親しい人たちと世界一美しいといわれる「下瀬美術館」に行ってきました。美術館内はゆったりしていて、見て回るにも段差はなく年配者にも歩きやすかったです。いたるところが鏡なので自分で自分が撮れるので楽しめました。また、世界一美しいゴキブリにもお目にかかりました。東山魁夷、国吉康雄、小磯良平、北大路魯山人、藤田嗣治、マルク・シャガール、ジョアン・ミロ、アンリ・マティス、エミール・ガレなどの素晴らしい作品は撮影可ですが、SNSなどへのアップはできません。残念だったのは、ヴィラ(宿泊施設)は満室で宿泊することができなかったことです。


 広島県大竹市にある「下瀬美術館」は、2024年にユネスコが創設したベルサイユ賞の「美術館・博物館部門」で最優秀賞を受賞し、「世界一美しい美術館」と称されています。
 世界的な建築家 坂茂氏が設計したこの美術館は、「アートの中でアートを観る。」というコンセプトのもと、瀬戸内海の景観と調和し、水盤に浮かぶ色とりどりの「可動展示室」が象徴的な存在です。
(文:下瀬美術館HPより転載)

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「津山まちじゅう博物館」体験プログラムワークショップ

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 2025年6月27日(金) 〜 2025年6月28日(土)と2日間にわたり、「津山まち博体験プログラム企画」が、津山圏域雇用労働センターにて開催されました。(主催:津山まちじゅう博物館コンソーシアム)
 このレクチャーは、いかに地域資源を掘り起こすのか、具体的な体験博を作る方法論のレクチャーとまち博の説明会で45名が参加されました。
 講師は地域資源を活用した体験交流型プログラムの専門家のNPO法人ORGAN理事長の浦勇介氏。
・タイトルと写真しかお客様は見ない。どうすれば売れるか実践的なレクチャー
・テーマはワンテーマかツーテーマ
・失敗事例と成功する方法を修正してレクチャー、固有名詞が必要
・即席でチームを作り、他の人の意見は聞いて書くという他人に伝える力を考える
・これがマーケティングとしても使える
 体験を企画後、発表会が行われ上位の方が表彰され、何故上位になったか分析し、自分達の体験に活かせるようにと解説されました。

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2025 前期企画展「生誕200年 箕作秋坪と久原洪哉」

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令和7年度前期企画展「生誕200年 箕作秋坪 と 久原洪哉」が、2025年3月8日(土) 〜 2025年9月21日(日)、津山洋学資料館企画展示室にて開催されています。そこで、津山が誇るスーパーエリートのお二人はどんな人物かをじっくり見て参りましたのでご紹介してみます。
(全文:津山洋学資料館展示パネルより転載)(2025年6月6日撮影)


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津山郷土博物館で「スライスされた隕石展示」を初めてみました。

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 2025年8月6日、津山郷土博物館1階で隕石の展示がありました。(展示は8月11日まで)
隕石は塊だと思っていたのですが、スライスされた隕石は、何かキラキラ模様?氷の結晶?はたまたガラスの結晶?の様な模様で驚きました。宇宙からこんなものが飛んでくるとは。皆さんも本物ぜひ見てみてください。隕石のスライスなんて初めて見ました。
 また、この日は、体験学習で岐阜県可児市の子どもたちがバスで来られていて賑やかでした。(旧兼山町と岡山県津山市は、平成7年10月から、共に「森家」により開かれ興された城下町という歴史的きずなから友好都市として交流を始めました。)


隕石展示 ムオニオナルスタ隕石のスライス標本です。
 1906年にフィンランドで発見され、 その後、断続的に大きな塊が発見されました。 ムオニオナルスタには 「スティショバイト」 と呼ばれる高圧変成鉱物が含まれています。 このスティショバイトは強い衝突の際に生成される特殊な物質で、 ムオニオナルスタは小惑星同士の強い衝突によって形成されたと考えられています。
 2010年の鉛同位体年代測定による分析では、数億年前に衝突があったのではないかという推察がなされています。(2025年8月6日撮影)(文:展示パネルより転載)

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作陽保育園児の演奏で賑やかになった元魚町商店街

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 2025年5月21日に行われた「津山銀天街・元魚町商店街合同金曜マーケット」(毎週金曜日に開催)に可愛い作陽保育園の園児たちがやってきて、楽しい演奏を聞かせてくれました。おかげさまでアーケード街を通る人たちも思わずにっこり!
 この商店街はアーケード商店街で、旧出雲街道の流れを汲む歴史ある商店街として知られています。時代とともに商店も次々と閉店が続き、商店街を通るお客様も少なくなり、そこで商店街を少しでも盛り上げようと企画されたものです。この日はアーケード街を通る人たちも可愛いお客様に立ち止まって熱心に演奏を聴いていました。子どもがいるだけでなんだかほっこりしますね。

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山陰の小京都 ー 石州 津和野を訪ねて

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 2025年6月1日「第42回 津山洋学資料館友の会研修旅行」に参加させていただき、三津同盟ゆかりの地 石州津和野を訪ねてきました。津山市からは片道約4時間の旅でした。
 山陰の小京都と言われる津和野と言えば、まず思い出される景色は、古い屋敷の並ぶ街並みと、水路を泳ぐ鯉でしたが、今回実際歩いてみると、鯉が泳ぐ「殿町通り」、商家や酒蔵などが立ち並ぶ「本町通り」等など現代に続く歴史や文化を知ることができたことです。古い街並みを残し育てあげた津和野の人々の思いを感じながらいい町だなぁ~と。また、国際アンデルセン賞を受賞した安野光雅さんの絵本や風景画が大好きで「安野光雅美術館」は是非とも行きたかった所の一つだったので私にとって嬉しい研修でした。

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江戸時代の庶民の貴重な実例『美作孝民記』

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 近世美作の孝行のあり方や庶民生活の資料として、貴重な事例を提供してくれる『美作孝民記(みまさかこうみんき)』(文政3年刊行、10巻10冊、甲田行喜編)
 実話にもとづく孝子伝です。著者は医業を営むなかで貧しい農民の生活実態を知り、その中から親孝行の実例を収集・編集しました。数多くの挿絵が用いられており、江戸時代の美作の庶民生活をうかがい知ることのできる貴重な資料です。(文:津山郷土博物館企画展示説明より)
※上記の絵は、田熊下村 弥三八(現:津山市田熊)の挿絵。

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