
山陰の小京都 ー 石州 津和野を訪ねて

四国八十八ケ所霊場巡拝<第85番~第88番>

四国八十八ケ所霊場巡拝<第80番~第84番>

森家と三日月藩(佐用町)

2025年6月1日「第42回 津山洋学資料館友の会研修旅行」に参加させていただき、三津同盟ゆかりの地 石州津和野を訪ねてきました。津山市からは片道約4時間の旅でした。
山陰の小京都と言われる津和野と言えば、まず思い出される景色は、古い屋敷の並ぶ街並みと、水路を泳ぐ鯉でしたが、今回実際歩いてみると、鯉が泳ぐ「殿町通り」、商家や酒蔵などが立ち並ぶ「本町通り」等など現代に続く歴史や文化を知ることができたことです。古い街並みを残し育てあげた津和野の人々の思いを感じながらいい町だなぁ~と。また、国際アンデルセン賞を受賞した安野光雅さんの絵本や風景画が大好きで「安野光雅美術館」は是非とも行きたかった所の一つだったので私にとって嬉しい研修でした。
津和野町郷土館です。
なんと25億年前の花崗片麻岩が展示してありました。
国の重要無形民俗文化財に指定されている「鷺舞」のモニュメントが津和野大橋のたもとにあります。
重要伝統的建造物群保存地区に選定されている町並みです。
森鴎外や西周など、数多くの優れた人材を輩出した藩校養老館です。
養老館内部です。生徒は板間 教員の間は畳
養老館内部です。 養老館の出口です。
津和野町役場/大岡家老門です。 役場庁舎工事中の張り紙がありました。
水路の花菖蒲と泳ぐ鯉です。
津和野の町並散策中です。
津和野カトリック教会です。 畳敷きの内部です。
津和野カトリック教会の中にはイエスの生涯の絵が飾られていました。
沙羅の木で昼食を頂く。
田中家店舗兼住宅(沙羅の木)
津和野町日本遺産センター 津和野百景図の100枚の絵の1枚「城山の松茸」
国際アンデルセン賞を受賞した、画家の安野光雅さんの美術館です。
蘭学者・哲学者の西周(にしあまね)が4歳~25歳まで過ごした旧宅(国指定史跡)です。
津山市では、蘭学者・箕作阮甫の旧宅が国史跡として残っています。
母屋です。
土蔵1階には西周が勉強した部屋が当時のまま残されています。
西周旧宅と森鴎外の生家は比較的近くです。 森鴎外旧宅(国指定史跡)
幼少期を津和野で過ごした明治の文豪・森鴎外の生家です。
森鴎外旧宅の内部です。 記念館入り口の等身大の森鴎外です。
旧宅に隣接した記念館では遺品や直筆原稿などが見られます。
津和野川に面した窓からは、対岸の津和野城跡(国指定史跡)がみえます。
津和野の町並です。
三津同盟がいまだよく理解できていなかった私ですが、今回の案内パンフレットに解り易く書かれていたのでご紹介します。
1.博物館・資料館の交流と共同研究の促進。2.知的観光の振興と多分野交流の促進。3.連携協力による広報活動の展開。
江戸後期から明治の初め、優れた蘭学者・洋学者を輩出した共通する歴史的背景を持ち、かつ「津」の文字を共有する津山市・中津市・津和野市が、学術や知的観光をはじめ多分野で連携・協力して「蘭学・洋学の町」を積極的にPRすることを目的として、令和3年11月18日に締結調印したのが「蘭学・洋学・三津同盟」です。