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取材記事内を検索ワード「美術展」で検索した結果,39件の記事が見つかりました。

第57回県北美術展

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 第57回県北美術展(県北美術展協会、山陽新聞社主催)が、津山市立文化展示ホールで 2024年6月12日~16日まで開催されました。
 この美術展では、県北の179人が出展した日本画、洋画、版画、立体造形・工芸、デザイン・イラスト作品が展示されていました。会場内では家族連れや友達どうしなど大勢の人々が来られ、作品の前で立ち止まり一点一点を熱心に鑑賞されていました。
 作品の中には、津山ではよく知られている画家の方々の作品や、市内の知人友人の作品が分け隔てなく配置されていて会場内を回りながら「おやっ、あらっ!」と多くの方が絵画などを楽しんでいらっしゃるのを発見し嬉しく思いました。(2024年6月15日撮影)

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福田成美(しげよし)遺作展

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 津山市立文化展示ホールで2024年4月17日~22日(10:00~18:00)開催された「福田成美遺作展」に伺って来ました。福田さんは、中学校の美術教師として加美中、北中、北稜中、中道中に38年間勤務、岡山県北の美術教育に貢献するとともに北稜中教頭、佐良山幼稚園園長を歴任されました。
 福田成美(しげよし)さんプロフィール
1936年に津山市で生まれ、13歳より原田史郎画伯に油絵の指導を受け、その後、京都学芸大学で伊谷賢蔵、斎藤真成、富士一男画伯に師事。大学在学中に日展初入選。大学卒業後は1960年独立展初入選、1964年春陽展初入選、1969年には石田正典、秋田寅雄、原田史郎、秋久真男画伯らとシャトー会を創立。以降54年にわたって「シャトー会美術展」に第104回まで出品。2023年86歳で永眠。
(文:出品目録より転載)(2024年4月21日・22日撮影)

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安来市加納美術館(島根県安来市)

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 2023年10月13日津山市文化協会会員ミューズの会の有志で安来市加納美術館に行ってきました。
時折小雨が降る中、また山奥ではありましたが立派な美術館で、一同大変感激致しました。改めて美術と平和について教えて頂き、いままで知らなかったという事がなんだか恥ずかしい気持ちと、知って得した気持ちと入り混じりながら帰ってきました。


安来市加納美術館について(島根県安来市広瀬町布部345-27)
 当館は、恒久平和を願い続けた画家加納莞蕾(かんらい)(1904~1977年)の思想や行動を伝えたいと願って、莞蕾の長男加納溥基(ひろき)が私費を投じて建設し、その後安来市に寄贈されて安来市加納美術館となりました。
 若い頃、岡田三郎助に学んだ莞蕾は、主に独立美術展で作品を発表しました。戦後はフィリピンの刑務所に収容されていた日本人戦犯の釈放に尽力し、さらに「世界児童憲章」の制定を訴え続けました。
 当館は莞蕾の絵画や書および平和運動の資料を収蔵しています。また、加納溥基が蒐集した古備前や備前焼の名品、茶の湯の名椀、小野竹喬、池田遙邨の日本画および安来ゆかりの作家の作品を所蔵しています。
 そして、加納莞蕾の平和への思いを美術館の基本理念とし、地域文化の発展を願って様々な企画展を開催しています。(全文:安来市加納美術館展示案内より転載)(撮影:2023年10月13日・2024年2月26日)

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【津山人】木地師13代 小椋芳之作品展

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2023年11月4日アルネ津山であった「木地師13代 小椋芳之作品展」へ伺ってきました。
 小椋氏は、岡山県重要無形文化財保持者の13代木地師です。丸盆・銘々皿・木地鉢・花台などの作品は、木目が美ししく、長年修行を積まれた伝統の技を感じます。
 また、津山市のHPによれば「小椋芳之氏は、昭和 22(1947)年に津山市鉄砲町で木地師の家系小椋六助の長男として生まれ、父に師事し木地師及び塗師技術を学んだ。小椋家は、代々、鏡野町羽出に居住した千軒木地師であり、芳之氏は、数少ない千軒木地師及び塗師の技術継承者で、高度な技術を有している。」と記されています。
・岡山県指定重要無形文化財保持者
・日本伝統工芸会 正会員
・日本木地師学会 理事

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「第35回しんわ美術展」

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2023年10月27日(金)~11月5日(日)アルネ・津山4階の津山市立文化展示ホールで「第35回しんわ美術展」が開催され、11月4日に伺って来ました。
 津山信用金庫創立50周年を記念して創設された津山しんわ文化財団が、津山市制60周年の平成元年に第1回を開催し今年で35回だそうです。画家を目指す郷土の若い方々を奨励し、更に進化させたいとの思いから、全国公募の美術展になっていったそうです。
 今回の展示作品の入選者は、洋画103点、日本画40点、版画7点です。沢山の力作に圧倒されながら拝見してきました。(うまく撮れなかっったのですが雰囲気だけでも・・・。)

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第34回しんわ美術展

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 2022年10月28日~11月6日まで、「第34回しんわ美術展」(主催:津山しんわ文化財団)がアルネ津山4階の津山市立文化展示ホールで開催され、今年は写真撮影OKとのことで撮らせていただきました。今回は全国から応募のあった洋画・日本画・版画の作品のうち、151点の入選作品が展示されました。会場内では大勢の方が来られ、一点ずつ丁寧に見て回っておられました。

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永礼孝二・日下賢二の木版画

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上記写真は永礼孝二 雪景(海)(制作年不詳)

 津山郷土博物館3階(展示室の一部)で、永礼孝二・日下賢二の木版画展(2022年1月15日(土)~2022年2月13日(日)まで)が開催されています。
 永礼孝二さんの作品がとても好きな私は早速ワクワクしながら訪ねてみました。そんなに多くの作品展示数ではありませんが、拝見すると、心穏やかな気持ちになれる期待通りの作品ばかりでした。多くの方に是非本物を見ていただきたいと思います。


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第33回しんわ美術展 2021

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 只今、第33回しんわ美術展(主催:津山しんわ文化財団)が、2021年10月29日~11月7日まで津山市立文化展示ホールで開催されています。会場内では日本画、洋画、版画などの秀作が展示されていて多の方が熱心に作品をご覧になっていました。どの作品も目を見張る作品で一見の価値あり。

【講評】
 日本画52点、洋画206点、版画9点の応募総数267点から150点の入選としました。岡山県内の応募者は113人、県外からの応募数がそれを上まわり154人となりました。
 昨年は、コロナ禍で中止を余儀なくされ、今年になっても第5波の影響により応募数が減少してしまいましたが、それでも数多くの出品があり、そして、さまざまな表現に富んだ質の高い作品ばかりで、さすがに全国公募のコンクールとして広く定着していると実感しました。
 描かれている題材は多岐にわたり、技術的にもしっかりした作品が多いと思いました。具象的傾向の作品が多かったのですが、細密描写、大胆な色彩、筆使い、重い印象、軽やかな印象、だまし絵のような構成と多彩な表現で溢れていました。また抽象作品にも素晴らしい作品がみられました。
 長年にわたり、岡山県北の地から、このコンクールを通じて文化発信を続けてこられた貴重な存在としての「津山しんわ文化財団」に敬意を表するとともに、今後も文化振興の一役を担われることを期待しております。(文:審査員:池田良則、審査員:西田眞人)

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植月英俊作品展 県北の風に吹かれて

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 岡山県県北にて長年、作家活動・芸術教育に尽力した画家。植月英俊氏。2016年に胆管癌であまりにも早い死を迎えますが、生前は画家としても教育者としても多くの後進を育て、岡山県県北における芸術の礎を先頭を切って築きました。
 今回は晩年の作品を中心に、スイスの教育思想家の名を掲げる鏡野町「ペスタロッチ館」と夭折の作家の展示をコンセプトとする「かがもの近代美術館」にて、植月氏が好んだボブ・ディランの名曲からオマージュ「県北の風に吹かれて」と称し、展示致します。
主催:OKUTSU芸術祭実行委員会
 第一期 2021年10月3日~10月10日 鏡野ペスタロッチ館ギャラリー
 第二基 2021年10月26日~11月21日 かがみの近代美術館

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田中孝夫が残した作品たち

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 田中孝夫氏は、大正10年3月津山中学を卒業後、東京美術学校(現東京藝術大学)の西洋画科を卒業後、昭和3年4月兵庫県立丹波篠山高等女学校勤務、その後、岡山県立津山峰南高等学校(現津山工業高校)の第6代校長になり、昭和25年3月5日退職。しばらくして昭和31年作陽短大、昭和32年から美作短大の教授になった田中孝夫氏ですが、ここでは一部ですが氏が残した作品たちをご紹介してみます。
 上記の絵は、丹波篠山高等女学校時代に制作したバレーボールをする少女達の絵「さわやかな丘」が文展に初入選。迫力のある絵で最優秀作品候補になった絵です。

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