取材記事内検索

取材記事内を検索ワード「近代化遺産」で検索した結果,16件の記事が見つかりました。

建築ツーリズム 江川三郎八展

2025-10-6egawa8.jpg

 津山市西今町にある作州民芸館の二階で行われた「建築ツーリズム 江川三郎八展」(主催:城西まちづくり協議会)の様子です。
 作州民芸館を設計したのは、岡山県が雇用した福島県出身の建築技師「江川三郎八」です。江川三郎八の作品は擬洋風建築として、岡山県内に多く残っています。
 江川三郎八は幼くして父を病気で失い、遠縁の大工棟梁のもとへ弟子入りし、堂宮大工の技術を習得。明治20年には福岡県、明治35年には岡山県が雇用し建築技師として活躍しました。退職後も各方面から委嘱を受け、今も多くの建築が現存しています。(上記写真は岡山県立津山高等学校本館)(2025年10月5日撮影)

建築ツーリズム 江川三郎八展の続きを読む

春季企画展「古い写真でみる津山の鉄道展」

2021-4kyodo24.jpg

 津山には、現存するなかで国内2番目の規模をほこる扇形機関車庫や、昔の風情を残す駅舎など、鉄道にまつわる多くの近代化遺産が残されています。この展覧会では、大正から昭和にかけて撮影された古い写真を中心に、鉄道にまつわる在りし日の津山のようすをご紹介します。
会期:令和3年4月1日(木)~5月9日(日)

ごあいさつ
 このたび春季企画展として、「古い写真でみる津山の鉄道展」を開催する運びとなりました。
 本市には、津山駅の扇形機関車庫をはじめ鉄道関連の多くの近代化遺産が残されています。
 今回展示しております写真は、江見写真館所蔵の写真の内、鉄道関係を中心に展示しておりますが、より良い展示になるよう写真の補修作業には、同写真館にご協力をいただいております。
 また、これら写真以外にも鉄道関連の資料を多数展示しております。これら資料には今回初めて展示されたものも多く、津山に鉄道が敷かれた当時の歴史や風俗など、この機会にごゆっくりご観覧していただければと思います。最後になりましたが、本企画展開催にあたりましてご協力いただきました、関係各位に対し厚く御礼申し上げます。令和3年4月1日 津山郷土博物館

春季企画展「古い写真でみる津山の鉄道展」の続きを読む

翁橋(おきなばし)で発見された煉瓦舗装

okina-01.jpg

(文・写真全て「津山市土木課 歴史まちづくり推進室」より提供して頂きました。)
1 場所と発見の経緯
 翁橋は、津山市城西地区を南北に流れる藺田(いだ)川を渡る1級市道中央線(出雲往来)の橋として、西今町から宮脇町にかけて大正15年(1926)に建設された、橋長10m、幅員9.8mの市道橋である。
 発見の経緯は、平成28年実施の橋梁点検後、昨年度に実施した現地調査の際、橋面の状態を確認す
るための試掘調査で発見されたものである。

翁橋(おきなばし)で発見された煉瓦舗装の続きを読む

津山まなびの鉄道館と旧津山扇形機関車庫

manabino7-24-11.jpg

 2020年7月24日(スポーツの日・祝日)小雨降る中、津山まなびの鉄道館へ立ち寄って決ました。
駐車場に着くといきなり満車でしたが、幸運にも1台分が確保できラッキー。早速中に入ると、大勢のみなさんの傘をさしての見学姿に少しびっくりしました。それだけ知名度も上がってきたということでしょう。思えば、鉄道を愛する有志の皆さんが埋もれていた鉄道遺産を守ろうと立ち上がったのがきっかけだったと思います。旧津山扇形機関車庫(機関庫) みまさか鉄道近代化遺産(2007年)

津山まなびの鉄道館と旧津山扇形機関車庫の続きを読む

JR姫新線 美作江見駅 駅舎

emieki1.jpg

昭和9(1934)年
 姫新線は、東中国地域を東西に貫いて、新見駅と姫路駅を結ぶ158.1営業キロの鉄道です。当初は、津山駅-姫路駅間を姫津線、津山駅より西を作備線と呼んでいましたが、昭和11(1936)年に姫津線が全通した際、合わせて姫新線とされました。
 美作江見駅は、昭和9年に東津山駅-美作江見駅が開業した際に設置され、昭和61年、旧作東町に譲渡されました。一部に増築や改変されている箇所もありますが、全体構造はほぼ旧状を留めています。
 なお、姫新線で一つ東の美作土居駅は、昭和11年に設置されましたが、これもほぼ建築当初の状況を保っています。(文:『あなたの街の近代化遺産ガイドブック』より)

JR姫新線 美作江見駅 駅舎の続きを読む

JR 津山線 建部駅 駅舎(登録有形文化財)

takebeeki30.jpg

 JR津山線建部駅駅舎 明治33(1900)年 (登録有形文化財) 
 中国鉄道(現在のJR津山線)岡山ー津山間が開通したのは明治31年で、県北と県南を結ぶ鉄道としてこれまで重要な役割を果たしてきました。この駅舎は、岡山ー津山間のほぼ真ん中に位置しており、開通の2年後に地元からの要望により建設されました。現在も建設当初の姿をよく残しており、津山線の駅舎として貴重なものです。
 屋根はセメント瓦で葺かれ、壁は下部が板壁、上部は白漆喰塗り、木枠の窓がはめられ、内部も小荷物扱口や窓口カウンターなど古い状態をよく留めています。映画「カンゾー先生」(1998年公開)の撮影にも使用されました。駅舎ホーム側の柱上部に、建設年代を記した小さな標識(建物財産標)が貼り付けてありますので、探してみてください。(文:岡山県文化財保護協会 あなたの街の近代化遺産ガイドブックより抜粋)(2018年3月24日撮影)

JR 津山線 建部駅 駅舎(登録有形文化財)の続きを読む

無垢橋(久米南町)登録有形文化財

s2017-04-16 059.JPG

 誕生寺は、浄土宗他力念仏門の開祖、法然上人誕生の地であり、建久4(1193)年に法力房蓮生が、師法然上人の命を受けて、生家を寺院に改めたものといわれています。
 無垢橋は、この誕生寺境内を流れる片目川に架かる、長さ約7mの珍しい石造方丈橋です。橋の形状は、擬宝珠の付いた柄柱、丸く加工された高欄をはじめとして、木橋の材料をそっくり石に置き換えたように造られています。特に、桁の上に載せられたように見える丸太状の石は、高欄から外側のみの長さしかなく、明らかな装飾です。久米郡久米南町里方 (文:岡山県文化財保護協会発行『あなたの街の近代化遺産ガイドブック』より)

無垢橋(久米南町)登録有形文化財の続きを読む

誕生寺橋(久米南町)

2017-10-1tanjyoji4.jpg

 誕生寺は、浄土宗他力念仏門の開祖、法然上人誕生の地であり、建久4(1193)年に法力房蓮生が、師法然上人の命を受けて、生家を寺院に改めたものといわれています。
 片目川の少し下流に架かる誕生寺橋は、橋長7mの小さな鉄筋コンクリート橋です。親柱上部の擬宝珠風の玉や、やや波打った高欄など、装飾的な橋に造られており、ユニークな存在です。(文:岡山県文化財保護協会発行『あなたの街の近代化遺産ガイドブック』より)(2017年9月15日撮影)

誕生寺橋(久米南町)の続きを読む

旧片上鉄道吉ケ原駅駅舎(久米郡美咲町)

katagami17.jpg

旧片上鉄道吉ケ原駅駅舎 1)交通/鉄道 2)久米郡美咲町吉ケ原432-1 3)昭和6(1931)年
 片上鉄道は、柵原鉱山の鉱石を輸送するため、大正8年(1919)年に設立されました。大正12年1月に片上-備前矢田間を延長した後、昭和6年に柵原まで開通しました。鉱山鉄道としてのみならず、地方鉄道として住民にも利用されましたが、平成3(1991)年に廃止となりました。
 吉ケ原駅は三角屋根の洋館風駅舎で、保存もよく、現在は鉱山資料館の一部として公開されています。

旧片上鉄道吉ケ原駅駅舎(久米郡美咲町)の続きを読む

津山郷土博物館(山下)

kyoudoan3.jpg

耐震改修工事に伴い、平成32年4月までの予定で、現在休館中です。
津山郷土資料館 1)行政/役場・警察署 2)津山市山下92 3)昭和8(1933)年 4)津山市庁舎
 昭和4(1929)年2月の合併当初、津山市の庁舎は、明治7(1874)年に小学校の校舎として建てられた元津山町役場を使用していました。その後、新庁舎建設の気運が高まり、昭和8年7月、津山城跡の南麓に、地上3階、地下1階建ての鉄筋コンクリート造として竣工しました。

津山郷土博物館(山下)の続きを読む