木版画家 日下賢ニ「木版画」
津山市出身の木版画家の日下賢二さん(1936~2020)の作品展が、津山市西今町の「NishiIma 25」で、前期2022年7月24日、後期7月28日ー8月28日まで開かれています。(入場無料)(11:00~17:00) (木金土日)
日下さん津山時代(志戸部・しとべ)の10代の木版画を初公開しています。
津山市出身の木版画家の日下賢二さん(1936~2020)の作品展が、津山市西今町の「NishiIma 25」で、前期2022年7月24日、後期7月28日ー8月28日まで開かれています。(入場無料)(11:00~17:00) (木金土日)
勝央美術文学館所蔵作品から郷土ゆかりの作家を中心に紹介するシリーズです。
今回は、洋画家の福島金一郎、赤堀佐兵、水野恭子、高山始らの作品とともに、高山の師で没後25年を迎える津山出身の日原晃(ひはら・あきら1910−1997)の小品をご紹介します。日展参与をつとめた日原は、瀬戸内海や日本海などの風景を暗く深みのある碧色と迫力ある剛胆な筆致で描きつづけました。また、洋画団体≪光風会≫を中心に後進の指導に熱心に取り組み、高山をはじめ数多くの画家を育てました。(文:勝央美術文学館HPより)(2022年4月15日・16日撮影)
開催期間:2022年4月16日㊏〜2022年5月29日㊐ 月曜日休館
上記写真は永礼孝二 雪景(海)(制作年不詳)
津山郷土博物館3階(展示室の一部)で、永礼孝二・日下賢二の木版画展(2022年1月15日(土)~2022年2月13日(日)まで)が開催されています。
永礼孝二さんの作品がとても好きな私は早速ワクワクしながら訪ねてみました。そんなに多くの作品展示数ではありませんが、拝見すると、心穏やかな気持ちになれる期待通りの作品ばかりでした。多くの方に是非本物を見ていただきたいと思います。
岡山県県北にて長年、作家活動・芸術教育に尽力した画家。植月英俊氏。2016年に胆管癌であまりにも早い死を迎えますが、生前は画家としても教育者としても多くの後進を育て、岡山県県北における芸術の礎を先頭を切って築きました。
今回は晩年の作品を中心に、スイスの教育思想家の名を掲げる鏡野町「ペスタロッチ館」と夭折の作家の展示をコンセプトとする「かがもの近代美術館」にて、植月氏が好んだボブ・ディランの名曲からオマージュ「県北の風に吹かれて」と称し、展示致します。
主催:OKUTSU芸術祭実行委員会
第一期 2021年10月3日~10月10日 鏡野ペスタロッチ館ギャラリー
第二基 2021年10月26日~11月21日 かがみの近代美術館
2021年9月26日に鏡野町を舞台に開催されるアートイベント「第3回OKUTSU芸術祭」2021年9月11日(土)~11月21日(日)に行ってきました。 この芸術祭は作州地域ゆかりの若手作家さんの作品が展示されていて毎年、楽しませていただいています。さっそく立ち寄った道の駅奥津温泉では、手ぬぐいアート作品が所狭しと飾られて秋の空にたなびいていました。
鏡野町観光協会、道の駅奥津温泉、石庭遊園地、旧武本名産店、池田屋河鹿園、かがみの近代美術館、奥津公民館、みずの郷奥津湖、国民宿舎いつき、そば処秀峰、宝樹寺、鏡野町ペスタロッチ館、富総合福祉センターほか TEL.086-52-0722(かがみの近代美術館)
※日程、料金など変更されている場合がありますので、お出かけの際は問い合わせ先にご確認ください。
40年にわたりスペイン・バルセロナと津山市を行き来しながら制作してきた保田扶佐子さんの抽象画の常設展です。今回は令和3年7月岡山髙島屋での保田扶佐子絵画展に出品した作品に旧作の小品を加えて展示しています。ガラスケースの上と中には、"UTA"とダリの"ヴィーナス"を展示しています。"UTA"は、作者の一人Josep Mestres Quadreny(ジュゼプ・マリア・メストレス・クアドレニ)が2021年1月に亡くなったこともあり、彼の偉業を偲ぶレクイエムです。
2021年8月7日~土曜日、日曜日会館 ※ご来館の際には事前にお電話にてお問合せ下さいますよう、宜しくお願いいたします。開館時間10:00~5:00、津山市押入97-11 TEL.0868-26-5711
2021年1月22日友人の誘いで「かがみの近代美術館」まで出向いてきました。
「かがみの近代美術館は、一部の画家は再評価されてはいるものの、その多くが忘却の彼方へ置き去りにされようとしている国内の"夭折・未完の画家"を中心に紹介しています。 館主がサラリーマン時代に人知れず収集したコレクションを並べた、誠にささやかな"自称美術館"ではございますが、少しでもこうした不遇の画家たちの顕彰の機会になればとの思いで開設させていただきました。」(HPより)
2021年1月23日、2月3日に、保田扶佐子美術館を訪問してきました。コロナ禍のなかで久しぶりの訪問でしたが、保田さんはいつものお元気な笑顔で迎えてくださいました。美術館の中では、丁度、作品を描かれているところでした。保田さん曰く「コロナ禍なので、こうして絵を描いています。」との事でした。制作中を拝見するのは初めてで、こんな雰囲気の美術館もいいなぁ~と感じました。
清流と温泉の郷、鏡野町でアートにふれる。と題して2020年9月12日(土)~11月23日(月)まで2nd OKUTSU ART FESTIVALが行われています。その中のExhibition企画展で、津山市宮部上の岡田さんが、「宮部の里 岡田コレクション(コレクション公開)」と題して参加されています。岡田さんのコレクションは多岐にわたりどれも目を見張るものです。かがみの近代美術館の館長から参加しないかとお誘いを受けたのがきっかけで参加されたそうです。「コロナウイルス騒動でどうしようか迷っていたのですが、電話で予約を受けて、一度に2人位なら三密は防げるとお受けしました。」とのこと。展示品は、着物、帯、つづれ織り、油彩画、日本画、陶器、オーディオ等でどれも素晴らしいものばかりです。※お越しの際は事前にお電話をお願いします。(2020年9月20日撮影)
「阿部雲魚さんは、明治45年に作東町でお生まれになり、18歳で上京。農林省の職員として勤務している時、植物学の牧野富太郎氏や鳥類学の内田清之助氏らの硯学の知遇を得て学問の大切さを教わり、書では前衛書の大家だった上田桑鳩氏に師事し、仮名書の安東聖空氏、洋画家の小磯良平氏、中川一政氏らとも親交を深められた。
戦後、郷里作東町に戻られてから、闘病生活を送るなど苦難の連続でしたが、牧師だった父や良寛の行き方に感化を受け、名利を追わず、書と絵と歌の遊芸を楽しむようになられた。祖父や父の影響で幼い頃から多くの本に囲まれて育ち、現在に至るまで膨大な量の書籍を読破し、各界の著名人との交流を重ねてこられた、その豊富な知識に裏づけされるように、墨象や伝統的な書法だけでなく甲骨文字を意匠化し、小石に描いた絵や抽象画など、作品の幅は広がるばかり。日々の生活で出会う自然、人との出会いと全てがテーマ。書でも絵でも、そのテーマに対して五感フルに働かせて対峙するといわれる作品からは、同じ人が生み出したとは思えない程バラエティー豊かで、独自の芸術の世界に触れることができます。」(春名宏作東町長の紹介文より)(岡山と中国HPより)