木版画家 日下賢ニ「木版画」

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 津山市出身の木版画家の日下賢二さん(1936~2020)の作品展が、津山市西今町の「NishiIma 25」で、前期2022年7月24日、後期7月28日ー8月28日まで開かれています。(入場無料)(11:00~17:00) (木金土日)


 日下さん津山時代(志戸部・しとべ)の10代の木版画を初公開しています。
具象から球体表現の作品への移行時期である貴重な作品も展示。当時、写真は高価で津山近辺の田舎町の風景は現存していません。原画・版画、共にお楽しみいただけます.
 日下賢ニさんのことばより「垂直の線を今は画面いっぱいに押し込み、下方をわずかに紙地をのこす画面構成をとっております。色彩に一つ一つの感情と言葉があるように、線も同様な意味があります。私は、直線の持つこれらのものを自己の感情移入を避け殆ど別種の線を持ち込まない。上部から下部への動きを強調する意味で下に僅かの和紙を残しているわけです。」1954年5月28日埼玉新聞(画像:神奈川県立近代美術館賞受賞作品)(文:桜井由子

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重要伝統的建造物群保存地区に佇む「Nishiima25」です。

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第一期 7月24日まで (木金土日 11時ー17時)
尚 8月6日 日下さんの息子さんご家族が神奈川から里帰りしてくださいます。
日下賢二さんの事をご存知の方は、是非ともこの日に合わせてお出掛け頂けますと有り難いです。

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木版画に拘り続けた作家の人生・思いが感じられる貴重な展覧会になっています。

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日下賢ニ「木版画」               シュロ

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日下さんの津山北中2年生の最初の多色刷り版画~晩年2015年までの版画が展示されています。

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日下賢ニ「木版画」真紅のとうがらし

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今回、津山市が所蔵しています日下賢ニさんの初期作品9点を含めた前期45点、入れ替え10点で合計55点の作品展となっています。

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日下賢ニ「木版画」の展示風景です。

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日下賢ニ「木版画」ランプ            生物          白さい静物

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日下賢ニ「木版画」の展示風景です。

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この通りは、重要伝統的建造物群保存地区に指定された地区です。

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作州民芸館です。

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作州民芸館の裏庭で咲いていたお花がとっても綺麗です。

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小雨が降る中咲いている花たちです。(2022年7月3日撮影)