郷土の画家シリーズ「遠くみのれる」
勝央美術文学館所蔵作品から郷土ゆかりの作家を中心に紹介するシリーズです。
今回は、洋画家の福島金一郎、赤堀佐兵、水野恭子、高山始らの作品とともに、高山の師で没後25年を迎える津山出身の日原晃(ひはら・あきら1910−1997)の小品をご紹介します。日展参与をつとめた日原は、瀬戸内海や日本海などの風景を暗く深みのある碧色と迫力ある剛胆な筆致で描きつづけました。また、洋画団体≪光風会≫を中心に後進の指導に熱心に取り組み、高山をはじめ数多くの画家を育てました。(文:勝央美術文学館HPより)(2022年4月15日・16日撮影)
開催期間:2022年4月16日㊏〜2022年5月29日㊐ 月曜日休館
図書館横にはこいのぼりが飾られていました。 ウコン桜でしょうか?
薄いピンクのボタン桜
濃いピンクのさくら
「ちるどれんずあーとプログラム」作品の展示
「ちるどれんずあーとプログラム」作品の展示
郷土の画家シリーズ「遠くみのれる」会場風景
郷土の画家シリーズ「遠くみのれる」会場風景
「遠くみのれる」ポスター
日原 晃と岡山光風会(光風会岡山支部)
太平洋戦争が終わり、1947年(昭和22年)第33回光風会展が東京都美術館で再開されると、日原 晃ら岡山県北の洋画家たちは、いち早く作品を出品しました。その数年後には「光風会岡山地方連絡所」が設立され、「光風会」岡山巡回展も盛んに開催されるようになり、巡回展が行われない年には、岡山在住作家展として「岡山光風会展」が開催されました。
日原は、その中心的存在として、自らの創作活動に加え、新道 繁ら中央で活躍する光風会の幹部画家を招聘し作品研究会を盛んに開催するなど、熱心に後進の指導に努めました。なかでも、郷里津山では、地元高校生らを対象とした絵画講習会を開催。自らのアトリエを開放。池吉彦、高山始、能勢登美子、福島隆壽、鷲田重郎などの多くの画家たちを育てました。(文:会場解説パネルより)
小企画41 ─文筆の系譜─ 綺堂からやえ子へ(勝央美術文学館 特別展示室)
日本語に吹き替えられた、海外の映画やテレビドラマの普及とともに、芸術的なアテレコでお茶の間を賑わせた翻訳家・日本語版台本作家の額田やえ子(1927-2002)。 本展では、没後20年にあたり、彼女の読んできたものから窺える、父 額田六福の師である岡本綺堂の作品からの影響をご紹介するとともに、彼女の遺した功績を作品や舞台関連資料などの遺品を中心に展示いたします。(文:会場解説パネルより)
翻訳家 額田やえ子 刑事コロンボ、刑事コジャックなど。
写真左:やえ子が親しんでいた六福の書架の蔵書と初めて携わった雑誌『スタア』
写真右:六福とやえ子が愛用した文机
額田やえ子の仕事。―舞台へ― 額田やえ子の翻訳の仕事は、テレビから、映画・舞台にも広がります。ここでは、舞台の関係資料や翻訳書籍をご紹介します。劇作家の父六福と同じ、舞台の世界へ、やえ子も携わっていきました。(文:会場解説パネルより)
劇作家・小説家の岡本綺堂 半七捕物帳など