茅葺き職人山本進さんの仕事
津山郷土博物館ミニ企画展 茅葺き職人山本進さんの仕事
山本進(やまもとすすむ)さんは、津山市出身の茅葺き職人で、少なくなった茅葺き屋根の伝統技術を継承した県内でも数少ない茅葺き職人のお一人でした。津山市の沼弥生住居址群復元竪穴住居や高床倉庫の茅葺き屋根製作を担当し、県内外をはじめ、米国ロサンゼルスの日本庭園の茶室の屋根も担当するなど国内外で活躍されていましたが、令和3年にお亡くなりになられました。また、茅葺きの伝統を伝えるため、各地に行って茅葺きの建物を見学し、そのミニチュア模型も多数作成されており、日々研究されていました。本展示では、作業風景や各地のミニチュア模型などを通して、茅葺き職人山本進さんが携われた仕事について、少しでもご紹介できればと思います。
展示品:茅葺き道具 茅葺きミニチュア模型(岐阜県白川郷合掌造ほか) 作業風景の写真パネルなど
(文:津山郷土博物館より)(2023年1月22日撮影)
江戸時代後期 茅葺き模型(四国伊予地方)
山本進さんの紹介 津山市の広報
津山朝日新聞掲載 自宅の全国の茅葺き建物のミニチュア模型
茅葺き道具(大はさみ)
沼弥生住居址群の復元建物(竪穴住居と高床倉庫)
茅葺き模型(切妻合掌造、岐阜県白川郷)
茅葺き模型(くど造、九州地方) 茅葺き模型(カブト造、山形県)
茅葺き屋根
会期1月21日(土)~2月19日(日)
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休 館 日:月曜日、2月14日