2023 新野まつり(岡山県重要無形民俗文化財)

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 天候にも恵まれ、大勢の氏子たちに迎えられて稲塚野の神事場に7体の神輿が稲塚野に勢ぞろいし「新野まつり」が2023年11月3日(土・祝)に執り行われました。
 作州三大まつりの一つに数えられる「新野まつり」は、新野山形の八幡宮を親神様として二松・天穂日・天津・天満神社の氏子たちが御輿をかつぎ、稲塚野の神事場に集まって豊穣の秋を祝い、新野郷すべての人々が喜びを確かめあい励ましあう一郷一所の大祭です。各神社の社伝は古く伝承行事もさまざまですが、まつりの形態が今日のように郷土団結の様子を整えてきたのはおよそ室町期の頃であると推定されています。(2009年の新野まつり)(2012年の新野まつり)(2018年の様子

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新野まつりの祭礼を行う一帯を稲塚野と呼びます。

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2012年の新野まつりの様子です。

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神輿ねりです。

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山形部落の八幡社を中心に、一郷一体の古来からの神事、八幡神社(親氏神・旧山形村)、二松神社(旧久本村・工門村)、天穂日神社(旧西中村)、天剣神社(旧西上村)、天満神社(旧西下村)

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 これら各社の神輿は祭礼日(11月3日)山形の稲塚野に神幸し正午を期して七体の神輿が一列となり、二頭の獅子舞を前駆してまつりを執行します。

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                        今年も沢山のお店が並んでいます。

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新野まつりの案内板です。

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勝北のまちで働く氏子と都会で働く仲間が声をかけあい肩をたたきあい旧交を温めあいます。

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新野まつりでは、各町内の子ども達がのぼりを持って神輿を先導します。

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大鳥居をくぐり御神幸道の両側に推定樹齢300年といわれる松の大木がそびえています。

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神輿ねりが続いています。

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神輿はゆり上げられゆり下げられ、松の大木のそそり立つ社叢にまつりの渦は最高潮です。

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七体神輿
 古くは堀坂村を加えて八体の神輿が集まっていたが、いまでは旧新野村内の氏子から七体の神輿が稲塚野に勢ぞろいしてまつりの神事が行われます。作州屈指の祭礼です。

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祝詞奏上(のりとそうじょう)
 修袚(しゅうばつ)、開扉(かいひ)、献供(けんく)、祝詞(のりと)、奉拝(ほうはい)と、古式を守ってまつりはとり行われます。祝詞の内容は時代とともにいくらか変わってはいますが、郷内氏子の平和と安全、五穀の豊穣を感謝するものです。

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祝詞を上げる宮司たちです。           浦安の舞です。

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浦安の舞です。