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2023 田熊八幡の秋祭り

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 2023年11月5日に津山市田熊にある田熊八幡宮の秋祭りがありました。例年は11月3日の祝日にあったのですが、今年からは11月5日となり、津山地域の秋祭りも今日が最終日ではないでしょうか?
 当日はお天気も良くなり、町内は子どもたちの「わっしょい!わっしょい!」と言う可愛い元気の良い声が響いていました。子どもたちの良い思い出となり、地域の行事が末永く続いてほしいものです。
2011年の田熊八幡宮の秋祭りの様子です。
 この田熊八幡宮は、「田熊八幡神社重要書綴」によれば、明治4年(1871)の建立と推測され、大工の野上米右衛門らによって建築されたました。また境内にある"農村歌舞伎の回り舞台"は、美作地域の農村歌舞伎芝居が非常に盛んであったことを物語る貴重な民俗資料となっています。

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2023「津山まつり(徳守神社)」

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 津山市を代表する「津山祭り(徳守神社)」が2023年10月22日執り行われました。汗ばむほどの陽気に恵まれた津山市内を、総勢約160人が1.1トンの重さの神輿を担ぎ、市街地を練り歩きました。また、催し会場の奴通りでは「田町奴保存会」による奴踊り、「津山情緒保存会」による津山民謡、「備州岡山城鉄砲隊」による火縄銃古式砲術発砲演武などが披露され、賑やかなお祭りとなりました。
 また、催し会場に各町内のだんじり20臺が勢ぞろいした姿は圧巻でした。その後、催し会場でのイベントが終わると順番に威勢よく飛び出して行っただんじりは、商店街を駆け抜けた後、各町内会を巡りました。
 このほか、徳守神社境内で行われた、雅楽の演奏や琴の演奏などの印象深い奉納演舞もあり、大いに盛り上がったお祭りとなりました。関係者の皆様長時間にわたりお疲れさまでした。

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2023年「津山まつり(高野神社)」

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 2023年10月22日秋晴れの空の下、津山まつり高野神社の大祭)」 が盛大に執り行われました。
今年は本殿には参拝出来なかったのですが、ウエストランドと
宇那提森の神事場の様子をカメラに収めてきました。宇那提森の神事場では浦安の舞・獅子舞などが奉納されました。
 また、それより前の10時には8臺のだんじりがウエストランドに勢ぞろい、太鼓演奏のイベント後、宇那提森神事場の周辺に移動しました。神事終了後、威勢の良い掛け声とともに、だんじりは神社を出発し統一巡行が再開されました。

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浴衣で町歩き(重陽の節句)

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2023年9月9日は重陽(ちょうよう)の節句(菊の節句)
 日本の国花でもある菊の花は、薬草としても用いられ、延寿の力があるとされてきたそうです。この度、重要伝統的建造物群保存地区内にある城東むかし町家(旧梶村邸)において、城東まちづくり協議会主催で「浴衣で町歩き」が行われました。城東むかし町家内では、不老長寿を願い菊花を飾っておられ、その凛とした姿に心癒されました。

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中山神社惣神殿竣工祭(奉祝祭)

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 2023年7月25日(火)10:30~「美作国一宮」として知られる中山神社境内にある、惣神殿の保存修理工事が無事に完了し、厳かな雰囲気の中、惣神殿の竣工祭(奉祝祭)が開催されました。
 先立ち7月17日には、神殿にご神体を戻す「正遷座祭」が行われ、これで一連の修復工事は終了となりました。
 また、竣工祭(奉祝祭)の最後には、隣の神楽殿で逆鈴の舞(さかすずのまい)・御手綱の舞(おたずなのまい) 作州神楽八つの舞のうちの二つが奉納されました。
(2023年6月17日の見学会の様子)
※竣工祭とは、工事が無事に完了したことに対して感謝し、感謝の気持ちを神様にお伝えする儀式のこと。

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徳守神社の夏越祭 2023

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 徳守神社の夏越祭が2023年7月23日に執り行われました。
徳守万燈籠が午後6時点灯し、本殿幣殿や本殿周囲が淡い灯りで彩られました。コロナにより滞っていたお祭りでしたが、境内では身動きが出来ない位の人出があり、賑やかなお祭りとなりました。
午後6時から、美作高等学校の学生さんによるパフォーマンスやブラス演奏、また、大道芸人チャーリーさんや鶴丸太鼓、お菓子撒きがありました。また、徳守神社会館では「徳守神社きもだめし」があり、大勢の若者や家族が並んで大人気でした。

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中山神社惣神殿最終見学会

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 2023年6月17日津山市一宮の中山神社境内にある、津山市指定重要文化財中山神社惣神殿の保存修理現場が一般公開されており参加して来ました。この日は雲一つない青空の良い天気に恵まれ、惣神殿の檜皮葺の屋根が黄金に輝いていました。社殿全体の姿と、ふだん見ることができない本殿内の様子も見学してきました。
修復前の2017年4月1日.6月14日撮影
『中山神社資料』によれば「美作の国中12郡の大小神社の神を祀る」とある、別の言い方では「山上山下120社」とも。寛保2年(1742年)の造営で、社殿は春日造りの一変形で唐破風がついている。屋根は桧皮葺、荘重華麗の趣に富む造りで、境内に占める位置から見ても全体の調和が良く整っている社である。
 18世紀の中頃の神社建築を伝える建造物として、平成20年(2008)10月30日津山指定重要文化財に指定された。大正3年に御手洗川の外から現在地に移転された。(文:『美作一宮 郷土の遺産』より転載)

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2023 長法寺のアジサイの咲くころ

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 2023年6月13日紫陽花寺で有名な長法寺へ伺って来ました。
着くとすぐに境内からなにやら賑やかな声が聞こえてきました。声の主はおそらく近くにあるだろう保育園の園児の声でした。先生と盛んに記念写真を撮っている姿がとても可愛くほほえましい光景だったので、顔が解らないように撮らせていただきました。アジサイの花もこれからが本番でしょうが、初々しいアジサイを観るなら今です。

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沼の弥生住居跡群周辺に咲くつつじ・さつきの花

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 2023年4月4日・22日の沼の住居跡群周辺のつつじとさつきが美しく咲いていました。
今年はすぐ下の道路が工事中なので、木が伐採されて見渡しが良くなっておりました。この沼の弥生住居跡群の周辺では春になるとつつじやさつきが美しく咲き秋には見事な紅葉を見ることができます。また、住居址のすぐ傍にある「弥生の里文化財センター」では、沼遺跡の発掘調査によって出土した遺物をはじめとする弥生時代の生活を考えることのできる展示がされています。

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田中山 大福寺(加茂郷88ヵ所霊場16番札所)

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 当寺は阿波村字大福寺1064番地の円山台地にあり、開基の年代は不詳である。「タタラ」製鉄には、砂鉄の採集、木炭の製造、残砂の整地、製品の運搬などに多くの人力が必要である。
 往時の製鉄関連地名が残っている現在の中土居地区の堤・杣の谷・天王・樋の下・福籠・中山・鉄穴内一帯を中心に「タタラ」職人が集まって大きな集落が形成された。この集落に後年いつのころかに中土居円山台地の上に仏教寺田中山大福寺が建立され、本尊に大日如来が安置されたのである。
 阿波村には、古くは寛延・安永ごろからの念仏供養巡拝碑が多く建立されている。光明真言霊場巡拝による弘法大師信仰は加茂谷にはかなり古い時代から信仰されていたようである。明治時代に入ってから一般に広く信仰されるようになり、特に加茂・阿波の仏教寺院と各地区にある地区堂を中心にして全加茂谷八十八ヵ所霊場、又阿波だけの八十八ヵ所巡拝霊場が設けられてからは特に村内広く民衆のなかに普及信仰されたようである。霊場巡り信仰が盛んになって、大福寺が加茂・阿波八十八ヵ所霊場の一環の中に組み入れられてから、大福寺に弘法大師の石像が本尊大日如来と並んで安置された、
 大正から昭和にかけて巡拝最盛期には、数十人の一行が列をなして霊場を巡拝し、地区の堂・札所では、御詠歌を唱え、般若心経を読んで巡った。日が暮れるとそれぞれ数人ずつに分散し接待の家に宿泊して、加茂と阿波のとの札所を数日かけて巡拝した。特に春秋の彼岸には盛大であった。大福寺に籠り殿が増築されてからは、加茂阿波霊場の中でも重要拠点であった。次第に阿波円山大師堂と呼ばれるようになり、お籠りの信者も多くなり、時には数日、一ヵ月も長くお籠りを続ける信者もあったようで随分賑わったものである。(文:『阿波村誌』より転載)(2022年10月4日取材)

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