中山神社惣神殿最終見学会

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 2023年6月17日津山市一宮の中山神社境内にある、津山市指定重要文化財中山神社惣神殿の保存修理現場が一般公開されており参加して来ました。この日は雲一つない青空の良い天気に恵まれ、惣神殿の檜皮葺の屋根が黄金に輝いていました。社殿全体の姿と、ふだん見ることができない本殿内の様子も見学してきました。
修復前の2017年4月1日.6月14日撮影
『中山神社資料』によれば「美作の国中12郡の大小神社の神を祀る」とある、別の言い方では「山上山下120社」とも。寛保2年(1742年)の造営で、社殿は春日造りの一変形で唐破風がついている。屋根は桧皮葺、荘重華麗の趣に富む造りで、境内に占める位置から見ても全体の調和が良く整っている社である。
 18世紀の中頃の神社建築を伝える建造物として、平成20年(2008)10月30日津山指定重要文化財に指定された。大正3年に御手洗川の外から現在地に移転された。(文:『美作一宮 郷土の遺産』より転載)

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中山神社神門です。               修復された惣神殿です。

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宮司の挨拶があり、見学会が始まりました。

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黄金に輝く美しい惣神殿。

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今は神様がお留守なので神殿内部も見学出来ました。

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宮彫りには虫食いはありません。

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木鼻にはあまり虫食いがないのは、高価な材料を使用していたからだそうです。

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壁の板は、通常柱に切ったみぞに横方向の板を落としていきますが、惣神殿では縦方向の板を並べています。

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縁などの修繕は元々使われていた木の種類にあわせて、栗・柿・色々な木で補修されているそうです。

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惣神殿は、中山神社と同時期に建立されているので、特に沢山の木が使用されていたのではないかと推測されるそうです。

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修復を終えた土台と柱です。

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修理の様子が順に貼られています。

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修理の様子です。

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真っ青な雲一つない空と中山神社のコントラストが綺麗です。

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美しい本殿の様子です。

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拝殿です。                   社務所です。

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神門です。

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橋です。                    大きな畳石です。

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神門からみる中山神社です。           神門から見る鳥居です。