無量山 極楽寺(津山市加茂町)
極楽寺縁起
当寺は宇野にあって、無量山極楽寺と号し、真言宗古義派高野山理性院の末寺で、阿弥陀如来を本尊とする。開山は行基(668~749)と 伝えられる。もと字寺内にあって寺内山法幢寺と号していたが、元禄年中(1688~1703)に現在地宇野に移り新御堂山極楽寺と改め、のちさらに無量山 と山号を改めた。
本尊阿弥陀如来像は、文政十二年(1829)に平城京真浄和上を開眼導師とし、妙法院(京都、三千院ー筆者)宮御内花房兵衛を 供養壇主として再興奉献されたもので、木造仏であり、三十三年毎開扉の秘仏である。また、三尊阿陀画幅は、古絹に三尊来迎図を描いたもので、京都、三千院 来迎仏にそっくりの名作である。また境内には直径4.6メートル、樹齢300年のカヤの木がある。(加茂町史 より)