【津山ゆかりの人】「モラ」作家 黒田善子さん

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黒田善子さんはKガレージアートワークス代表の「モラ」作家さんですが、ご主人が津山出身の黒田悦司さんです。善子さんの陰の立役者でもある悦司さんとは、毎年海外旅行を定期的になさっている仲の良いご夫婦です。(黒田悦司さんは、一般社団法人 進化経営学院の代表理事をなさっておられます。)2013年9月29日取材


 私は国内はもとより、タヒチ、アジアの国々、モンゴル、アイルランド、ヨーロッパの国々、カナダ、メキシコ、グアテマラなど中南米の旅で、素晴らしい風景や、人々の生活に触れ、言葉では表現しがたいものをモチーフにMOLAで表現していきたいと思っています。
美術館や個展をを観にいらした方が、作品から光や動き・音を感じ、元気になってくださったら嬉しい事です。(文:KガレージアートワークスHPより)

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黒田悦司さんの津山高校時代の同窓生がお手伝い。右端が黒田悦司さん

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2013年9月29日(日)~10月6日(日) ミャンマーの魔除けや、ハスの花が美しい。

MOLA作品展 こころ動かされた後継 モラ作家 黒田善子の世界がくらやアートホールでありました。

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モラは色の違う布を重ねて縫い、模様の形にくりぬいて作る。

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も とはクナ族の民族衣装に使用される飾り布だったそうです。

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クナ族が自分達が着るためだけにつくっているブラウスの胸当て、背当ての飾り布。

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秋の日の訪れ

春夏秋冬、日本の風景はどの時も美しく人の心に残ります。夏が終わり秋に季節が変わるころ、辺りをトンボがとびはじめ、時折涼しい風が吹いてきて心寂しくなったりしたものです。まだ暑さが残り矢車の花が咲いている昔の風景、いつまでも残しておきたいと思います。(説明より)

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梅里雪山(A)写真右

酸素を吸いながらシャングリラの旅です。4500メートルでは頭痛と吐き気に襲われました。雪景色で諦めていたのですが、山の天候は変わりやすく急速に青空が覗きはじめ白い頂きの梅山雪山が見えました。山には神がいると実感した時でした。感激でした。(説明より)

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MOLAとは?

 パナマ、サンプラス諸島に住むクナイインディオの女性が、自分達が着るためだけにつくっているブラウスの胸当て、背当ての飾り布のことで、その手法をMOLAといいます。何枚もの原色の布を重ね、上から切って図柄をつくっていく本当に根気のいるものです。

 文字を持たない種族だからこそのデザイン力でしょうか。島中の女性は皆優れた芸術家のようです。日常の出来事、神への祈り、ジャングルの中、花や木の 実、動物をモチーフにし、一つの物語をつくっているように思われます。目を引くのは何といっても色鮮やかなことです。赤やショッキングピンク、オレンジと いった色を重ね、上から切り抜いていくと、色のハーモニーがとても心を楽しくしてくれます。
きっと皆さんもMOLAの虜になるでしょう。太陽いっぱいのサンプラスはこの鮮やかな色彩がよく似合うのです。

(文:KガレージアートワークスHPより)