
美和山古墳群現地見学・説明会

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2024年12月21日(土)13:30~、ボランティアガイド歴史セミナー「美和山古墳群現地見学・説明会」がありました。講師は、郷土史家の橋本惣司さんです。
卑弥呼邪馬台国(弥生時代末期)から、古墳時代に入って生まれたヤマト王権初期のころに築かれたと言われる美和山古墳群の現地見学・説明会。古墳の時代背景と立地、古墳の構造、葺石・ハニワの話、埋葬施設と埋葬者、副葬品、王位継承の儀式など、又、謎の4世紀と言われる古墳時代前期の興味ある話を聞くことができました。また、このセミナーは、二宮地区のボランティアガイドを養成するためのものだそうです。
当日、曇り空の中集まった、二宮地区のみなさんです。
この古墳は、多くの人々が山をけずり、土を盛り、吉井川から石を運び、粘土を焼いて埴輪(はにわ)をつくり、何年もかけてつくられたに違いありません。(古墳がさかんにつくられた4世紀から6世紀を、古墳時代といいます。)
このころの人々は、自然の神につかえ、作物の豊作を祈るまつりごとを行う特別な力をもった首長だけが、クニを治めることができると信じていました。この特別な力で人々を働かせ、戦いにかり立てていたのです。この首長が亡くなると、次の首長が特別な力を受け継ぐまつりを行いました。これが古墳づくりのはじまりといわれています。
講師は郷土史家の橋本惣司さんです。
1号墳(胴塚)(前方後円墳)
古墳には、鏡や玉や剣(刀)などが、死者と共におさめられていると思われます。
美作地方最大の前方後円墳を含む古墳群です。
戦国時代(14~16世紀)この地に美和山城が築かれていたことが文献にしるされています。
墳丘斜面を直径30センチ程の葺石で覆い、円筒埴輪や器財型埴輪が用いられていることが分かっています。
高台から市内が一望できます。
「遠くから葺石が白く輝き見えたであろう。」と話される橋本さん。
美和山古墳群は、美作地方最大の前方後円墳を含む古墳群です。