阿波村の石仏「大日如来」

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阿波の竹之下地蔵堂(加茂郷88ヶ所霊場第25番札所)近くに建立されている大日如来です。
 大日如来は、智慧と慈悲の徳により、一切衆生の迷闇を照破する仏であり、大日如来の信仰は村内に広く普及しており、だいたい1メートル前後から1.5メートルまでで、地区内の安全と、農家にとって一番大切な牛の安全と供養塔として村内に十数基建立されている。(文:『阿波村誌』より)(2020年8月1日撮影)

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第一如来

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第一如来

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 阿波村の民間信仰は古くから祖先崇拝・農耕社会における氏神信仰のかたちで発達したが、仏教が阿波村に入って来て固有の祖先崇拝と習合し、寺院以外の場で一般民衆の中で行われるようになった。主なものに、「大日如来」農耕中心の社会では牛は最も大切な家畜であり農民の生命でもあった。牛の安全と供養のために大日如来の信仰は広く普及し村内各地に建立された。(文:『阿波村誌』より)

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近くにある竹之下地蔵堂(加茂郷88ヶ所霊場第25番札所)とお花