田熊 参道石碑群(3) 神變大菩薩等修験道碑

 田熊 参道石碑群(3) 神變(しんぺん)大菩薩(だいぼさつ)等修験道碑(とうしゅげんどうひ) 
  神事場南の石碑群の中で、目立って大きいのが、東側基壇上の2つの修験道碑である。この石碑は、本来もう少し東に位置していたのが、昭和の初め、家の建築に際して現在地に移されたそうで、文政6年(1823年)のものである。石碑には次のように刻まれている。
 右
 (梵字)神變大菩薩
 文政癸未年 願主 福島譽次
 村々 惣講中
 左
 (梵字) 大月如来
 (※梵字は○印の中にある) 
  神變大菩薩というのは、修験道の開祖、役行者(役小角)の諡名である。
  寛政11年(1799年)の役小角一千百年御遠忌にあたり、光格天皇から時の聖護院にこの諡号が与えられ、以後、この別名で祀られることが多くなった。(2012.1取材)







 
 