曹洞宗 成興寺(じょうこうじ)
曹洞宗 成興寺
沿革
そもそもの成興寺開基は、夢窓国師(京都天竜寺開山)と伝えられ、JR因美線美作河井駅から登る矢筈山上にありました。久しく廃絶していた寺を天文年中(1532~54)に、草苅加賀守衡継が矢筈山頂に居城を築く際、菩提寺として再興しました。(成興寺丸跡あり)
天正12年(1584)草苅氏退城後、寺も廃址に帰しましたが、文禄3年(1594)に草苅氏の家臣で、小中原の土豪中西孫左衛門が、現在地に再興しました。元禄2年(1689)津山西寺町長安寺三世白善嶺雲和尚が曹洞宗に改めて開山となりました。現住職小倉玄照和尚は、第十三世。(2012年4月21日撮影)文:曹洞宗 成興寺(津山市加茂町小中原41)
成興寺山門
八筈山頂から移築した山門上の彫刻瓦
本堂 本堂正面扁額
随分立派な本尊です。聖観世音菩薩(伝雲慶作)
本堂西の間の愛染明王図像(児島直画) 本堂裏の庭
秋葉堂 火防に霊験。 前庭の大手水石鉢
参道脇の六体地蔵尊 動物供養「アニマ観音」(馬越正八石彫)
喜ぶ少女(北村西望作) 女(萩原守衛作)
私のたからもの(中村晋也作) 三人童子立像(馬越正八石刻)
母と子の像(北村西望作) ゆずり葉(中村晋也作)
おねしょ封じ 子育て地蔵尊(杉村孝石彫) 大往生祈願十二支地蔵)
境内にある加茂保育園(昭和22年創立) 椿と銀木犀
境内のつばきが美しい
行事
観音講 毎月18日朝10時
梅花流ご詠歌講 第2土曜午後
暁天座禅 毎日(月~金)朝6時30分
秋葉権現夏祭り 7月22・23日夕刻
涅槃会のつどい 毎年3月上旬
施食会 8月16日1時30分