物見神社(加茂)

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 物見神社は大正二年四月二十二日、浦栲の素盞鳴神社、天満神社境内にあった稲荷神社を合祀して旧天満神社跡にまつり、大字物見の名称を社号とした新しい氏神であり、祭日は四月十八日であった。その後、昭和二十四年、上加茂神社に合祀された旧氏神の天満神社を遷座して今日に至っている。氏子数は現在65戸で、祭日は十月二十五日である。

 なお、物見の秋祭りは注目に値する。花祭りとも呼ばれ、物見の三土居が、木箱、麦わら、川柳の枝、細い割り竹、色紙、大豆、藷で作られた、いわゆる「花」を奉納し、御神幸の先頭を飾る。御神幸の帰途、この「花」を打ち振り、打ち合い、氏子は「花」に飾ってある品々をわれ勝ちにと奪い合い、持ち帰って神棚・床にまつって、五穀豊穣を感謝し、家内安全を祈願する。また、魔除けだといって屋根に投げておいたりする。秋を彩る華麗な祭典であり、岡山県重要文化財に指定されている。(文:加茂町史より抜粋)2012.9.20取材

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参道

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郷土記念物 物見神社の社叢(しゃそう)
社殿の両側に胸高直径が80cm~100cmに達するアラカシ、モミ、スギ、ケヤキ等の大木があります。
特にモミの巨木は推定樹齢200年、樹高25mで、平成5年に「津山名木百選」に選定されています。また、下層にはヤブニッケイ、ミズキ、ササ類が繁茂しており、社の森を形づくっています。
なお、物見神社の秋祭りは、昭和47年に県重要無形民俗文化財「物見神社花祭り」に指定されています。(案内板より)
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狛犬
物見灯籠.jpg物見手水鉢.jpg物見切り株.jpg物見切り株2.jpg
社殿の両側に胸高直径が80cm~100cmに達するアラカシ、モミ、スギ、ケヤキなどの大木があります。特にモミの大木は推定樹齢200年樹高25mで平成5年に「津山名木百選」に選定されています。
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拝殿
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本殿は覆いに囲まれて拝見することはできませんでした。
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末社神
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近くを通る因美線です。
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物見というところは風情があるところで、わら屋根のお家も数軒残っています。